『日々の映像』

2002年03月29日(金) 温泉地の旅館・ホテルの不況

 時代の風・時代のうねりをつかむことは難しい。膨大な数の企業の破たん、そして、銀行の不良貸付の山は、時代のうねりを見誤ったことがすべての原因のように思う。気が付いた時は、すでにどうにもならない事態になっていく。
 温泉地の旅館、ホテルの経営難が時折新聞に報道される。「2000年の旅館業の総売上高は2兆2000億円と、ピークの91年に比べて4割近く減っている」これは全体のことで、温泉地によっては半分以下になっているところもある。団体客を見込んで宴会用の巨大な大広間を建設したホテルが軒並み苦戦している。反面、個人客の取り込みに成功して、不況知らずの温泉地もある。これらの温泉は、時代のうねりを的確につかんだ成功例だ。   

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石田ふたみ