『日々の映像』

2002年03月27日(水) 米レーガン税制改革   

 日経で1カ月以上に渡って活力を生む税制のシリーズが続いている。税制を革命的に改革したのが1981年のレーガン税制改革だ。なにしろ、所得税の14%〜70%の15段階を5年後の86年には15%と28%の2段階にしてしまったのだ。「レーガン税制改革の核心は、苦労して稼いだお金を税金に持っていかれるだけ」(同)という制度を根本から改め、個人の労働意欲や企業の投資意欲を高めることにあった。
 この改革がいかに活力を生み出す源泉になったか計り知れない。そして、90年には、10年前と比較して、70%増の税収を記録したのである。経団連は「努力すれば報われる体系を作ったことが、90年代以後の米経済の繁栄につながった」と評価している。

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石田ふたみ