『日々の映像』

2002年03月26日(火) イスラエルとパレスチナの殺し合い

 アメリカの副大統領が現地へ行き、イスラエルとパレスチナの停戦を模索する動きがある。しかし、これに反対するかのように、イスラム原理主義組織「イスラエル聖戦」による自爆テロが続いている。理由はどうあれ、自爆テロとイスラエルの報復の攻撃と殺し合いはいつまでつづくのだろう。衝突収拾の解決策がないままこの殺し合いは延々と続くのか。
 一昨年9月以来自爆テロで「犠牲になったイスラエル人は327人」(3月21日 毎日)であるというから大変なものだ。新聞を見ていると死者327人に対して、怪我をした人はおそらく3000人を越えているだろう。一方、パレスチナ人の犠牲者も「1000人を超え、おおむねパレスチナ人3人にイスラエル人1人の割合で死者が続出している。」(同)とニューヨーク・タイムズは伝えている。
 イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」によって、教育(洗脳)され、爆弾を身につけて自爆死したパレスチナの若者は、一体何人になるのだろう。1回の自爆テロでの死者が3から6人余りだから、この自爆死していった若者は50〜100人になるのだろう。このイスラム聖戦は、「元来、和平の動きに反対している」(同)というから困ったものだ。シャロン首相はどう解決の糸口を見い出すのか。いたずらに血の代償を払い続けるのか。

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ