大企業のリストラが大きく報じられる。上位の10社のリストラ(希望退職)の人員は10万人を超える。この人達が果たして再就職ができるのだろうか・・・との見方をすると大変な出来事のように捉えられる。しかし、これら大企業の希望退職者は、特別退職金が加算されるので、見方によっては、優雅なリストラの海とも言える。 2月27日に書いたが、松下電器の特別退職加速金は、1660億円で1人平均1280万円が加算される。3月6日の毎日で松下を希望退職するAさん(55歳・部長代理)のことが出ていた。「定年の60歳まで5年あるが、通常の退職金に残り5年分の半分、つまり2年半分の年収がプラスされる。合計すると5000万円前後になる」というから優雅なものである。後進国の勤労者が聞いたら目を丸くすると思う。 松下電器の場合は、1万3000人の応募の7割(9100人)が50代であるという。50代の希望退職は、松下社員に限って切迫感はないようだ。Aさんの勤める東京支社では社員の1割が早期退職制度に応募したという。驚いたのは退職する人たちの今後である。「のんびりと就職先を探す『ノンビリ組』が5割、『いい仕事があったら』が3割、『できるだけ早く仕事をしたい』2割という感じだ」(3月6日 毎日)というから優雅なものである。 表の主要企業の人員削減計画による合計は14万人である。前記した松下の退職者のようにのんびりと就職先を探すという優雅な退職者もかなりいるように思う。
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