『日々の映像』

1997年03月07日(金) 読書は数十倍の脳の働き

 ヒラリー婦人の提案                         19
 クリントン米大統領のヒラリー夫人が、米音楽会の最高の賞であるグラミー賞を受賞した。といっても、歌ではなく子育てを扱った自署「村中みんなで」を婦人が朗読したカセットテープに対してのものでした。 「子どもは自分一人の力では生きていくことは出来ません。村中皆の力が必要です。」このことが、自署でヒラリー婦人が訴えたい点でした。

 今、村は変わった。隣人とのおしゃべりは、姿を消し、銘銘が、テレビを見ている。 ヒラリー婦人の訴えは「一晩でもテレビを付けなかったらその静けさが、別の活動を生むかも知れません。」「テレビは、子どもたちに注意力と忍耐力を低下させてしまった。」と、この本の中で訴えている。(3/6 毎日)
 私も余暇の大半をテレビを見ていると、思考が衰え、脳が働かなくなって来るのを感じる。
 
ヒラリー婦人の「時によっては、テレビを止めよう」の呼びかけるには、大いに賛成である。一方的な受身のテレビと異なり、読書をすることは、すなわち、活字を追って、時には立ち止まり読み返し考えることが出来のである。テレビを見るより、読書をすることで数十倍頭の働きがあるのではないか。

 ・活字老い 立ち止まりつつ 考える 心に広がる 確かな映像

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石田ふたみ