1月7日は七草がゆを食べると万病に罹らないとの風習がある。有名な七草の歌がある。
・せり・なずな ごぎょう・はこべら 仏の座 すずな・すずしろこれぞ七草
・君がため 春の野に出で 若葉摘む わが布手に 雪積もりつつ (百人一首 光孝天皇の歌)
この七草の風習は、江戸の庶民にも伝わっておりこんな川柳が残っている。江戸の庶民の声が聞こえてくるようである。
・なずな売り 元はただだと 値切られる ・なずな売り 村でもすごく 稼ぐやつ
今の日本は季節の区切りを無視するかのように流れる。社会がどうあれ自分自身の時間の区切り、四季を感じて心の健康を保つことが大切である。
|