やんの読書日記
目次|昨日|明日
ミシェル・ペイヴァー作 さくまゆみこ訳 酒井駒子画 評論社
クロニクル千古の闇1 紀元前4000年の森 それは掟と禁忌と、呪術に縛られた 古代の人々の住む森
シリーズ第一弾は悪霊退治のために 苦難の旅をする少年の物語 父親を殺したのが悪霊となった大熊で その悪霊を作り出したものが 父と何かかかわりがある
それを突き止めるのが少年トラク オオカミの乳を吸って育った少年は オオカミの子を伴って その言葉にしたがって動く。
大自然の声を聞き、身をまかせるという能力 その能力を持っているがために 危ない目にあったり、反対に救われたりする そういう不思議さが現代でも通用しているのは 人が弱いからだと思う。 この本を読むと 何かにすがって生きていくより仕方がない 自分を感じるかもしれない。
|