やんの読書日記
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2005年07月30日(土) カリジェの世界

安野光雅解説
日本放送出版協会

スイスの村の絵本作家
アロイス・カリジェはゼリーナ・ヘンツの書いた文に
挿絵をつけた絵本で有名です
「大雪」「ウルスリのすず」「フルリーナと山の鳥」

どれもスイスの山で家族と暮らし、自然の中で労働の喜び
生命の輝きを自分の体で感じ取っている少年と少女の姿が
とてもいきいきしています。

この本は、挿絵作家でデザイナーのカリジェの故郷スイスを
空想の旅と称して出かけるところから始まっています。
カリジェがスイスの観光ポスターやオリンプックのポスターを
描いていたこと、スイスの村で詩人のヘンツにであって
絵本を共同制作したこと。老年はホームで過ごしたこと
最後の作品はキリストの最後であったこと。

挿絵いりのスイスの空気が感じられるさわやかな解説書です


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