やんの読書日記
目次|昨日|明日
安野光雅解説 日本放送出版協会 スイスの村の絵本作家 アロイス・カリジェはゼリーナ・ヘンツの書いた文に 挿絵をつけた絵本で有名です 「大雪」「ウルスリのすず」「フルリーナと山の鳥」 どれもスイスの山で家族と暮らし、自然の中で労働の喜び 生命の輝きを自分の体で感じ取っている少年と少女の姿が とてもいきいきしています。 この本は、挿絵作家でデザイナーのカリジェの故郷スイスを 空想の旅と称して出かけるところから始まっています。 カリジェがスイスの観光ポスターやオリンプックのポスターを 描いていたこと、スイスの村で詩人のヘンツにであって 絵本を共同制作したこと。老年はホームで過ごしたこと 最後の作品はキリストの最後であったこと。 挿絵いりのスイスの空気が感じられるさわやかな解説書です
|