やんの読書日記
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トラベリングパンツの最終作 今度は4人が大学へ進学するため バラバラになってしまう直前の最後の夏だ。 家族と意見があわずに悩んだり、自分を偽ったり 傷つきたくなくて後ろ向きになってしまったり そんな少女たちが最後はパンツの力を借りずに 自分の力で解決する。 レーナも、ビーも、カルメンも、ティビーも 家族と離れることは人生の中では当たり前と思っていても 心の中では自分の居場所を探し続けていることが じわじわと伝わってきた。 レーナは父親と理解しあうことができた ビーは二年前のつらい経験から解き放たれた カルメンは2度目の父と母の間にできた子のことで疎外感を味わうが 出産を気に家族との絆を強くした ティビーは妹の怪我のことで悩んだが結果的に強くなれた。 自分が進学で家を出るとき、心の中に押し込めてきたもの それを再確認できた。 自分の居場所は家族の中に、 友達の心の中にあるのだということを
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