やんの読書日記
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ロザムンド・ピルチャー作 中村妙子訳 日向房 海軍婦人舞台に入隊して働くジュディスは シンガポールに駐在している父母と妹の安否が分からないまま 終戦を迎える。 恋人が二度と帰ってこないと思い込んだ友人のラヴデーが 別の男性と結婚するのを見て、自分も家族を待つことに 不安を感じはじめる。 父母が戦争で死に、 妹だけがどこかで生きていることを知る。 そして妹を見つけ出して、帰郷する。 ここの場面が一番感動的だ。 14歳で離れ離れになり、 二度と父母と再開できなかった彼女にとって妹が生きている、 ということは何にもまして大きな希望だったろうと思う。 自分の属する場所 それがなかったジュディスにとって、 自分の家を持ち家族といっしょに住むことが 幸せになるための最大の目的だった。 あきらめず最後の最後までその幸せを追求するジュディスと 彼女を家族のように思い、接したルイス家の人の 愛情のものがたり完結。
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