例によってタイムカードを押してから 彼の事務所へ
ペンキ塗りはかなり楽しくて まだまだやっていたかった
昨日の夜、男と別れたことを告白した 「また次を探さなくっちゃ」 「しばらくはいいんじゃないの」
「ビール飲みたいね」という彼の言葉を 待っていた
「最近素直だよね」と彼
「うん、いつだったか素直になろうって思ったの 楽しいのだから素直に楽しもうって」 「好きだし」
めずらしくお互いに気持ちを素直に言いあった たくさん話ができたように思う
「堕ちた女には興味がないって言ったよね」 「うん。でも今ならたとえそう思っても ○○さんが逃げない限りはきっと変わらないよ」
閉店で追い出された 初めてのエッチの時のこの日記の内容を知りたいと 彼はひとつ駅を戻った 彼から手をつないでくれた なんだかとても嬉しい
かろうじて帰れる電車に飛び乗った彼からのメールに 「しばらくは私のオンリーワンだよ」と返信する ちょっと嬉しいかも。。と戻ってくる
彼は戸惑っているのだろうか
きっときっと何も変わらずにいられる 楽しく飲んで 楽しくエッチをする
ちょっと傘かぶっていたけれど ちゃんとお月さまが見えたよ
|