彼からメール 「あいたい」
休日だった私はあわてて 化粧をして家を出た
私の心のとまどいに彼は気付いていた 「この前、横浜の時 電話が鳴ってうるさいねって言ったでしょ その時、見る気はなかったけど 顔見たら表情が違ってた そのそのせいで 帰りにさみしくて落ち込んだのかな?って なんだか 会社でも距離おこうと思ってるみたいで・・ 「返事はしなくてもいいよ」 と静かに語る彼
そうか、わかっていたんだね 本当に彼は私の気持ちに敏感だ
いいの。わかってる そんな事
それでも子供の話しは とまらないんだね
奥さんのことばかりじゃないんだよ 家庭人であることを 思い知らされるのが嫌なんだよ
わざとそうしているのだろうか
お願い 私はあなたが欲しい訳じゃない 何も望んではいない
どうか二人の時間だけは 家庭も子供も忘れて
「カレー作ってね」 「会社やめないでね」
まだ当分、私の心はほぐれそうもない
ごめんね きっと私は本気で好きなんだ
|