2005年01月09日(日) |
第410話 4駆の底力 |
結構な雪が降った3年前の冬のこと。
元気盛りだったノア。もう大喜びでした。
雪が降れば当然のこと、テンションは上がって足元がおぼつかない私を引っ張りまくって叱られ、何度も道路でお座りをさせられ注意されるのだが、肝に銘じていられるのは2分ほど。 また引っ張ってしまい、私を嘆かせていた。
やっとのことで公園にたどり着くと、いつもなら顔をあわせない黒ラブ仲間が勢ぞろいしていた。 みんな雪が降って大喜びして早く家を出たらしい。
(あっちに○○くんが!!)ハヒハヒハヒ!
(こっちは○○ちゃんが!!)ハヒハヒハヒ!
リードで首が苦しくなっても引っ張りまくっておりました。 残念なことに広い公園には小学生の子供たちが数人いたのでリードははずしてもらえず。
ハヒハヒ興奮している黒犬軍団は、仕方なくリードの範囲でじゃれ付いておりました。 広い雪野原が広がっているのに思いっきり走れないことにじれたのか、1頭の若者犬が飼い主を振り切って駆け出してしまいました。
それに気づかずに近くの飼い主さんと話が弾んでいた私。 まさかいきなりノアがダッシュするとは思わず、油断しておりました。 それまでおとなしくリードの範囲で女友達と遊んでいる姿に安心していたのです。
どしゃっ!!!
最初は何が起きたのかわからなかったのですが、雪の上に思いっきりうつ伏せに倒れたんだと気づいたときには、もうノアに引っ張られて雪の上を引きずられる有様。 ほんとに体がすっ飛ぶ勢いで倒れたんですよ。(^^;)
だめ!だめ!こらあああ!
私の怒りの声ではっ!と我に返るノア。 (ごめんなさい、ごめんなさい。。。) 恐縮して謝るノアの姿と雪まみれで怒ってる私の姿が可笑しいといって、ほかの人たちは大笑い。
しみじみ思いましたね。4駆の底力はすごいなあって。 瞬間的に出せる力はものすごいものがありますよね。 二本足で立ってる私たちには出せない力。
このあと、起きてきた子供たち二人も参加してノアがどのくらい引っ張る力があるのか試したんですけどね。 小学2年生だった次男をスノーボート載せてノアのリードに縛りつけると、猛烈な勢いで引っ張って走れることがわかりました。
しかも。。。
スタートとカーブのときにしっかりボートに摑まらせていないと、次男はポーンと外に放り出されてしまう勢い。 中学生だった長男を乗せたときは、動き出すまでを助けてやれば、一旦動き出したボートを楽々引っ張ってすごい速さで走っていましたっけ。
大雪だったからこそできたあのボート引き、ノアも楽しそうだったなぁ。 (もう1回!もう1回!)って催促してたっけ。
今年も雪が降らないかな。 今では引っ張ることも少なくなり、むやみに走りたがることもあまりなくなったんだけど。 4歳半になっても4駆の底力は変わってないかしら。
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