2004年08月25日(水) |
第352話 柴犬とトラ猫 |
知り合いのSさんの家には16歳になろうとするコテツ君がいます。 外飼いの柴犬です。
今年は猛暑だったので、日中は玄関に入れてエアコンの冷気の恩恵にあずかっていました。 コテツ君も、玄関に入れてもらうのを楽しみにしていて、朝も早くから玄関の引き戸の前で正座して待ってるとか。
朝の散歩が終わり、掃除が終わって玄関に入れてもらうと、すぐにやってくるのが室内飼いの猫、トラン。(黒縞のトラ猫12歳 オス)
笑っちゃうのが、この二人の力関係なんですよ。
若かりし頃、うっかり顔をあわせてしまうと流血のバトルを繰り広げていたけれど、お互いに年を取り、それは無くなったものの・・・。
「水を飲みな」とSさんがコテツ君の前に置くと、かならずトラン君が
「なぁぁぁぁぁぁごぉぉぉぉぉ」(なあぁにしに来たぁぁぁぁ)(Sさん翻訳)
ゆっくり眼を飛ばしながらやってきて コテツ君を睨みつけたままゆっくり水を飲むそうな。
「お前の水はあっちにあるだろう」 と叱っても、毎朝必ずこれをやるらしいです。
その間コテツ君は、まるでトラン君が見えないかのように視線をそらして儀式が終わるのを待つそうな。 「一応、家の中はトランの縄張りってわかってるみたいよ。」
で、静かにトラン君が去り、コテツ君のくつろぎの時間が来るわけですが、オリンピック真っ最中。 家族みんなが歓声を上げながら録画した試合をTV観戦していると、コテツ君がソロリソロリと廊下に上がって近づいて来るらしいです。
CMの時間にトイレや台所に立つ人が廊下に出てくると、シュタっ!と伏せて寝た振りをするらしい。 そしてまた人がいなくなると 茶の間に向けてソロリソロリ・・・。
仲間に入りたいんだねぇ。
面白がって知らん顔してると、「ダルマさんが転んだ」をするように人が出入りするたびに固まったり進んだりしながら茶の間に近づくらしいですよ。
そして、それにトラン君が気がつくと早速やってきて
「うあぁぁぁぁぁごぉぉぉぅぅぅぅ」(なぁんでここにいるんだぁぁ)(Sさん翻訳)
と言うようにコテツ君の周りをグルグル回るそうな。
このときもコテツ君は目をつぶって伏せたまま。 タヌキ寝入りを決め込むとか。
トラン君も飛び掛るまではしないらしい。 とりあえずどっちが上か、を意思表示するだけらしい。
犬と猫、お互いにオス同士。 面白いなあ・・・・。
・・・・ああーーーー。私も猫、欲しい・・・。。。
ベンガル猫・・・欲しい・・・・(諦められず) ノアが先住者だし、いざ暮らせばノアが子猫を可愛がら・・・ないかなぁ。
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