2004年08月23日(月) |
第351話 早く終われ、セミの季節 |
ノアのセミ好きは今年も相変わらずなんですが。。。
今年は踊り食い専門です。(涙) 道に落ちてる死んだセミは、一応チェックしたり口に咥えたりするけど食べない。
力尽きて地面に横たわってるセミ、ジジジッと声をあげて転がってるセミ。 ものすごい勢いでパクッ!・・・・・しょーりしょーりと食べてます。
ああ・・・グロい。怖い。
うっかり「やめなよぉ」などと言って口を開けさせると、よだれまみれのセミが私の顔に向かって飛んでくるので、怖くて口も開けられず。
この前は散歩開始5分で3匹めのセミを口の中でジィジィ鳴かせながら大事に咥えて歩いてたら、向こうからノアとラブラブなE君(黒ラブ)登場。
お互いに慈しみあうように顔と顔を近づけるのだが、なんとE君も口の中でセミを鳴かしていた。 うわぁ・・・かなりイヤカップル・・・。
夜、いつになく「お外行きたい」と切羽詰った顔でお手をするので、 あれ?またおしっこ?と慌てて外に連れて行くと、おしっこの気配は無い。
ひたすらセミのいそうなケヤキの木の幹につかまり立ちして匂いをかいでいる。 驚いたセミがワラワラと低空飛行で逃げ出すところをジャンプして空中で咥えるのだ。
あー・・・
はやくセミの季節が終わって欲しい。 イナゴならまだ耐えられるんだけど、セミは・・・
でかすぎて怖いよ・・。
やめさせればいい、とおもうでしょ? でもね、猫ダッシュと同じくらいやめさせるの、むずかしい。 ジジジ(セミの声)、ガッ!パクッ!なんだってば。 叱ってもその時はやめるけど、どうにもあの鳴き声には誘惑されるらしいよ。
落ちてるパンは拾い食いする前に躊躇するから事前にやめさせられるのに。 セミには一瞬の躊躇も無い。
とあるドッグフードメーカーのサイトでは、犬も狐もタヌキもセミを食べる、森の中の貴重な蛋白源だ、と。 犬が食べるのは昔の生活のなごりだろう、と。
しかも、新鮮なセミは栗の味とも書いてあった・・・。
・・・・栗も大好きなノアにしてみりゃご馳走か・・。><
長男が、高校の国語の宿題で俳句を作ることになっている。 昨日、開きっぱなしのノートを覗いて、思わず笑った。
『黒犬の口からのぞくセミの羽』
ノアの踊り食いの様子は、長男の心にも強烈な印象を残してるらしい。
ああ、今回は不気味な話ですまぬすまぬ。
(だってウマイんだもん・・・)
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