a fish called datsu -だつという名の魚-
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2001年05月15日(火) 皇室タブーとデペッシュ・モード

 皇太子妃の雅子さんが妊娠しているという発表があった。確かに普通の慶事としておめでたいことではある。でも、みんな騒ぎすぎだし、一昨年の暮れのように流産したらどうするのだろうとも思う。プライヴェートな事だし、ほじくり返すのもいいことだと思えない。
 それから、皇位継承権が男児にしか許されていないところ、何だか雅子さんが男児製造マシンみたいで不憫に思えてならない。あの人も普通の基準で言ったら、マル高出産なので何人も兄弟を産めるとは思えないし、これまでの経緯から言っても不妊といっていい状態だったし(特に不妊治療を諦めるという選択肢が無いというのがかわいそうだった。不妊治療だって、必ずしも成功するとは限らない。お金が無くなったり、体調を崩したりして止めてる人は多い。最近読んだ中では『文化としての生殖技術 不妊治療にたずさわる医師の語り』柘植あづみ著 松籟社 に詳しいことが載ってた)。天皇制を続けるとすれば、皇室典範を変えなきゃ割に合わないでしょう。女帝、いいと思うけどね。イギリスも初代のエリザベス女王の時に最も国力が増したわけだし、ヴィクトリア女王の時は産業革命で伸びたわけだし。
 私は余り皇室が好きではない。それは彼らの存在についてオープンな議論をする事が今の日本のマスメディアでは許されないからだ。一言で言えば、皇室メンバーの悪口を堂々と言えないからである。言ったら宮内庁がクレームを付けてくるか、右翼が街宣車でやってくる。例えば、ワイドショーで皇室メンバーの誰かのファッション特集というのはやっても、その人がどんなにダサい服を着ていても誰もつっこめないのだ。あのピーコでもだ。以前、週刊文春で現皇太子のヘアスタイルを勝手に改造するという特集をしていたが、それも宮内庁からクレームが付いて、当時の編集長は始末書を書いたらしいし。ああ、誰か皇室メンバーのガチンコなファッションチェックをやってくれないかしら。徹底的にね。

 デペッシュ・モードの新作のアルバムが出たらしい。ファンサイトで見たら、日本盤は月末の発売なんだって。日本盤の発売を待つよ。いい作品だといいなあ。個人的には彼らの作品のベスト3はBlack Celebration, Construction Time Again, Music for the Massesの順です。特にBlack Celebrationは今でも聴く度にいい曲が入ってるなあと思う。

 今度の京都のメル友殺人事件の被害者とかなり似た経歴を持っている身として、犯人逮捕は本当に良かったと思う。


後日談(2001/06/23記) 去年、当サイトに「これから初めてメル友に会います」というメールを頂きました。その件については大して返事をしませんでしたが、その後、ご無事でしょうか。メールで訊いてもいいけど、何だか失礼な気がして、直接訊けません。ご無事なら何よりですが、あれから色んなメル友事件があったので、何かあったら、何となく責任を感じてしまう。


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