◆KALEIDOSCOPE◆ |
◆Written by Sumiha◆ | |
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京都レポ | 2007年01月19日(金) |
二箇所しか訪れていない上に出かけたのが去年の十一月のはじめ。まともなレポートになってません。内容薄いのに長い、目に優しくない仕様です。それでもよろしければ。 日帰り旅行ですが夜に出発。車中泊ってやつです。十一月なので夜は寒いです。北海道に行った時より心持ち暖かめの服装でした。たしか綿の長袖Tシャツ、上はベルベットのジャケット。Tシャツの下に何か(タンクトップとか)着てたかもしれませんが忘れました。下は黒か白の(覚えてない)パンツ。下着じゃないですよ(露出狂になってしまう)。 出発日は十六夜でした。綺麗なお月様を見ながらいざ出発! 心持ち暖かくと言っておきながらマフラーを持ってこなかったことを駅に着いてから後悔。馬鹿だあほだと罵るがいいさ! いいんだ自分でもよくわかってる。駅までは自転車移動。さむかったヨー。同行者は用意良く薄手のマフラーを持ってきてました。夜の冷気ナメてた。次は失敗しない! さて電車に乗ろうというところで電光掲示板に何やら赤文字の表示が。よりによってこの地元の駅で人身事故が起きてました。幸先悪い。この駅を何十年と利用してますが、人身事故なんて起こったの初めてですよ! なんでこんな日に。よりにもよって。不吉な予感を胸に(この時間帯にしては)混んでいる(時間帯を気にしなければそんなに混んでない)電車に乗り出発。ダイヤに乱れがあろうが電車が遅れて来ようが止まってないならいいんです。電車が使えなかったらバスもある。 幸い止まってませんでした。電車に乗り何事もなく集合場所に無事到着。風が強いです。寒いです。建物の柱の影に隠れたりしてましたがはっきり言って無駄です。外だし。ここでもマフラーを持ってこなかったことを後悔。バカだあほだと自らを罵るが最早どうにもなりません。取りに帰る時間なんか当たり前ですがありません。同行者と共に震えながら観光バスを待ちます。 来ない。予定の時間の十分前くらいには来るもんだと思ってましたが来ません。五分前になってもまだ来ない。同じツアー参加者らしき人も道路の向こう側をしきりに眺めてますが来ないもんは来ない。別のツアーの観光バスなら二台ほど来て去っていきました。もしや時間と場所を間違えたかと青くなり要項が書かれた紙を出すも間違ってません。出発日を間違えたのか(だったら赤っ恥)それとも直前になってツアー中止か(中止の場合五日前までに連絡があるので普通はありえない)まさか乗り遅れたかと思った三分前にようやく到着。遅いよ。 点呼を取って座席を確認して(後部座席にしてねとお願いしてたのに思いっきり前でした。前から三番目。ひどいや!)(とーさんとおなじでぼくをうらぎっ)(シャラップ)乗り込みます。用意してきた銀十五巻(旅行の数日前が発売日)(この日のために読まずにいました)を取り出し出発してからも延々読み続けます。たぶん顔が笑ってた。いやだって待ってた新刊だったし読めて嬉しかったし! 同行者が窓際譲ってくれて良かった。心置きなく変な顔で読めたから!(終わってる) 閑話休題、出発してすぐ目的地に向かわず、もう一箇所に立ち寄りツアー参加者を拾ってから京都へ向かいます。こういうツアーに一度でも参加された方はご存知の通り、集合場所は複数あって一番近い駅の希望をあらかじめ出しておくのです。なんて書いておいて地域によって違っていたら笑える。幸い道路はさほど混んでませんでした。渋滞に巻き込まれることなく最後の集合場所へ到着、出発。いよいよ京都へ。 ツアー参加者が(たぶん全員)揃ったところでお土産試食会。プリント一枚とお土産のパンフレットを渡されました。どうやら各地のお土産を注文できるらしいです。するしないは別としてパンフレットをじっくり見てみることに。ウィンドウショッピング好きですからこういうの見るのも大好きです。京都だけでなく北は北海道、南は沖縄と各地のお土産が紹介されてます。心の琴線に触れるものは残念ながらありませんでした。ま、実際に行った時に買えばいいんだし。写真を見るだけじゃね。実物を見ないと。試食会は、パンフレットの中の一品をわざわざバスに運び入れたらしいです。って言ってもそんなに大きいものじゃないです。一個の大きさは人差し指と親指をくっつけできる円程度。モノはきんつば(金鍔)でした。行き先、京都だしね。参考(別窓はこちら)。包み紙も何もなく、手渡しで一つずつ渡されたのでその場で食べるしかありません。ちょっとした拷問。寝る前に甘いものは太るし体に悪い! でも取っておこうにもポケットティッシュにくるむくらいしか方法がない。夕食をしっかり食べてきたのが今更悔やまれました。でもまさかバスの中できんつばを配られるなんて思ってもみなかったし。ちなみに同行者は食べずに(甘すぎるものは苦手で特にきんつばや羊羹の類は好きではない)ティッシュにくるんでました。 なんでバスが走り始めたばかりなのに前半だけでこんなに長くなるかね。まあいいや続けます。後半はいやに短いですがお気になさらず仕様です仕様なんです。と思っていたら長くなりました。仕様です。 話は変わりまして。わたくし、コンタクトが無いと生きられない近視+乱視です。しかもコンタクトを初めて作ったとき、こんなに(目が)悪くちゃソフトは無理だねーと医者に言われた(十年以上前の話です。今現在はソフトでも作れるっぽい。科学の進歩は目覚ましい。今更恐くて(すぐ破きそうだし目から取るとき目玉を傷つけそう)変えられませんが)ほどのド近眼。この旅行にも当然装着して来てます。ところでコンタクト装備者の常識にコンタクトつけたまま寝ちゃいけないってのがあるんですね。寝る→目が瞼で覆われる→酸素が行き届かない。やってみたことある方ならわかると思います。目が真っ赤になるのです。充血して。場所が目ですから下手なことできません。日帰り旅行。車中泊。バスの中で寝る。寝られないじゃないかっ! 気付いたのは旅行を申し込んだあとでした。あとのまつり。選択肢は二つ。いち、寝ない。に、コンタクトを取って寝て、朝のパーキングエリアかどこかでつける。前者は寝不足が心配です。後者はコンタクトの戦場駅(誰と戦うんですか駅を壊すな)もとい洗浄液を持参せねばなりません。ハードコンタクトレンズなので煮沸は必要なし。洗浄液は必要ないっちゃ必要ないんですが非衛生的です。睡眠不足を覚悟するか、荷物を増やして朝の面倒を増やすか。私が選んだのは前者でした。よいこのみんなはまねしちゃだめだぞ★ もうしない。目が〜目が〜! 前後の席の方が派手に咳をしているのを気にしつつ消灯されたので銀は鞄にしまいます。あっというまに真っ暗。旅行慣れしているのでしょう、数人の方はネックピロー(と呼ぶんだったか)を持参してました。座席を倒して納得。寝にくい。首の辺りに何か挟まないと首と肩がつりそう。一晩で肩が凝りそう。つか寝違えそう。窓際なので窓の桟に腕乗っけて、腕枕で寝ようとしましたがこれも体勢が悪い。すごく寝にくい。あー失敗した事前にこういうのリサーチしときゃ良かったとここでも後悔。後悔の連続です。京都についてもいないのに。これじゃ寝たくても寝られない。ある意味良かったのかもしれないけど。寝心地良くてバスの振動があったらぐっすりだよ。住刃さんは車酔いしますが、それは体調悪いとき限定です。バスや電車で眠くなったら寝られる人間です。外国でこれやったらどんな目に遭うかわかったもんじゃないですが。日本が平和で良かったね。脱線した。 午前一時二十分、桂川着。我ながらアホかと。むしろ起きていられる自分万歳。暖房で暑いし寝にくいし咳してる人とか、いびきが凄い人とか(こういう旅行って一人は必ずいるもんですお約束ってやつです)さまざまなことに助けられて睡魔も近寄ってきません。魔除けか? 暖房が入っているので乾燥してます。なるべく音を立てないように喉飴をなめてみる。ほかにすることないんだ……。カーテンきっちり閉めてあるから外を見られないし開けて見てもいいけど街灯の光がバスの中に入って安眠妨害確実。迷惑者になりたくないのでぐっと我慢の子です。 ひ・ま。すごい暇。本も読めないし書き物もできないし話す人もいないし(寝てる)(つーか他の人に迷惑)。同行者の携帯を借りていじってもいいんですが、携帯の光って案外強い。なにもしなくても電源入れた携帯画面を開いてるだけで明るい。やっぱ迷惑だからこれもできません。あとやることっつったら妄想ですけど(せめて小説のネタ作りとか取り繕おうよ)寝心地悪いのが気になってそれも長続きしない。何より首が痛い。あれだバスにネックピロー常備されていればいいんだ(無茶な)。こっちの買う手間省けるし持ってこなくていいし。勝手すぎますねすみません。後日ネックピローの値段をいろいろ調べてみたんですが高い。足の枕(バスって足を伸ばしても位置が低いから血が回らないのです。(寝る場合)荷物とかで足の位置を上げないと辛い。そのためのお役立ちアイテム)はもっと高い。あれだバスに常備(略)。 眠れない首痛い暑い喉痛いイビキうるさい(おっと本音が)(……)(てか寝ちゃいけないんですけど)とうんざり。それでもバスはのろのろ進みます。比喩表現です。 バスが止まり動かなくなりました(サービスエリア?)(道のど真ん中で立ち往生はしませんでした)(してたらいくら何でもトラブルだってわかるよ)。どうやら時間を調節している模様。それが五時ごろのことです。六時まで窓もドアも開かず。退屈の次は窮屈です。つまらん。まんじりともせず夜明けを待ってました。この時季、夜が明けるのは遅いんですよね。白んで行く空を眺めどんどん疲れが蓄積します。朝っぱらから。清々しい朝なんてどこの世界の話ですかという勢いで。六時になりようやく出発、琵琶湖へ。霧が出ていて湖は全く見えませんでした。まっしろ。あの辺りに見えるんじゃないかなと見当をつけてみましたが何の慰めにもならず。清々しい朝なんてどこの世界の話ですかまったく。 琵琶湖で下りてトイレ休憩諸々。そこからまたバスに乗って今度は市街へ向かいます。あさごはんです。湯豆腐が食べられるらしいです。美味しい湯豆腐を食べたことがないのでかなり期待してました。京都ですよ。美味しい豆腐! 名産地! すいかの名産地〜♪ なんかの歌でありましたね。さて置き天然記念物に指定してもいいくらいです。食べたことないですが。むしろ世界遺産規模で保護すべきです。食べたことないですが。もう自分でも何を書いているのやらわかりません。とにかく期待してました。期待……して、たんですけどね。 ついたのが居酒屋。わらわらとかじゃなくて(漢字で書かないのは誤爆対策なんですが意味あるのか)町の隅っこにありそうなひっそりとした佇まい。追記事項;狭い(失礼)。居酒屋で狭いという時点で嫌な予感MAXです。いやでも京都だし! これで豆腐が美味しくなかったら暴徒と化すよ! 心を奮い立たせて料理に臨みます。たかが豆腐と侮るなかれ。何のために辛い思いまでして(あれは拷問でした)ここまで来たのか。半分は美味しい湯豆腐を食べられるという謳い文句につられたからです。人生で一度も美味しい豆腐を食べたことがないんですもの。去年誰かさんの陰謀で二日に一度は食卓に豆腐が並んだせいで好きだった豆腐に飽きて嫌いになった経歴を持つのですから尚更!(長い) もう臨戦態勢です。美味しい豆腐を食べてやる気まんまんです。見た目は普通の豆腐と変わりないけど美味しいに違いないいざ出陣ー! アレ? 家で食べる豆腐と変わらないって言うかむしろあまり美味しくな……いや待て待てこれが京都じゃ美味しいと言うのかもしれない美味しい豆腐を食べたことないからね常識がわかってない私が悪いんだよそうだこれは美味しい豆腐なんだそう思えば美味しい! わけがなかった。どんなに思い込もうとしても味は正直ですよ。おいしくない。他の料理も何だかなんだろうなんだろうねえという感じの味でした。要するに全部美味しくない(言っちゃった)。作ってもらって罰当たりなと言われそうですがこっちはお金払ってんだ!(嫌な客の最たるもの) それでも一応完食。だって出されたものを残したら料理人に失礼じゃないか。おいしくなかったけど(もう許してやれ)。てゆかどうしてツアー旅行で出される料理ってのはどれもこれもみんな量が多いんだい……? 北海道の時もそうだったけど今回も多かった。胃の限界に挑戦した。成人男性ならこれで満腹という量を女が食べるのはきついって。食べたけど。がんばった。フードファイト頑張った。よくやった。感動した!(黙れ) 缶どうしたって変換されてそうだよなそれくらいでちょうどいいんだよな私の評価ってとちょっと思った。 釈然としない気持ちを抱えたままバスに戻ります。その途中の道路脇(歩道ですが真ん中に突っ立ってたら歩行者の迷惑)での会話。口火を切ったのは旅の連れでした。「豆腐美味しくなかったよねー」やっぱりかー!! そうだよおかしいと思ったんだよ味音痴じゃない普通の味覚の持ち主ですから美味しい料理と美味しくない料理の違いくらいわかりますよ! 好き嫌いはあっても! まして昔は好きだった豆腐ですから。ああもう京都まで来て美味しい豆腐を食べられずに帰るなんてあんまりじゃありませんか! 食の神様に見放されたー! でも良かった美味しくないって思ってたの私だけじゃなくて。安心したのは秘密です。いやだって座敷に通されたんですが、座ってる皆様方誰も何もおっしゃらないんですもの。そうかあれは皆が皆(美味しくない……)と思っているが故の沈黙だったんですね。物凄い静かな朝食風景でした。食後のお茶だけは美味しかった。癒し系でした。みんなのマスコット。何の話ですか。 どこにも辿り着いてませんが(京都市内には入ってますけど)なんでこんなに長文……? えー、後半に続きます。待て後日。 | ||
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