◆KALEIDOSCOPE◆ |
◆Written by Sumiha◆ | |
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京都レポ後編 | 2007年01月20日(土) |
前回から続けてお読みください。別窓はこちらからどうぞ。 朝食後、再びバスに乗り込み二つある目玉のうちの一つ(豆腐はもう目玉と認めない)京都御所へ向かいます。この時点で七時過ぎ。半過ぎてたかな。すみませんメモしてませんでした。途中で同志社中学と同志社大学のそばを通りテンション上がった。赤レンガが素敵。歴史ある場所って素敵! 色が綺麗なんだこれがまた。早朝ですが十一月の連休なので文化祭でもあるのでしょう。じゃなかったら部活。制服を着た若人が向こう側の歩道を歩いてました。いいなあまざりたい(年齢的にも頭の中身でも無理ですよ)。私にもそんなーじだいもーあーったねとーと歌いだしたくはなりませんでしたが少々切なくなりました。戻りたいとは全く思いませんが。せつなくなったのは若いっていいねってことです。そんなー時代もー(もういい)。京都御所に到着したのは八時十五分。予定より早い。道もあまり混んでいなくてラッキーでした。このあとに五百人の団体さんが入るそうで、遅れたら予定がずれ込みまくり帰るのが日付変わるころかもねと添乗員さんに軽く脅されてました。いやはやラッキー。 むかしのひとはここを通っていたんだよという門(と説明された気がする)をバスで通り、中へ。バスから降りると先の方にちょっとしたテント(三角錐型の黄色のテントじゃなくて、体育祭などの放送席や役員席などと同じようなテント)(説明下手ですみません)と既に行列が。五十人くらいいたっぽい。それでも早いほうです。このあとに五百人控えていると思えば! 添乗員さんも前の方で良かったと喜んでました。五百人に比べれば!(しつこい) 列の手前に机が設置されていまして、そこで荷物チェックを受けてから私たちも並びます。コンサートみたい。じゃなければ空港の手荷物検査。前に行った野球の試合でも手荷物検査あったな。毎回思うんですがあれ女性って微妙ですよね。いろいろ、あんまり人に見られたくないものが。女性の方は察してください。ありますよね。剥き出しでバッグに入れてるわけじゃないからいいんですけど。でも微妙。 並ぶ時は七列でって言われたかな。半端。キリがいい数字が好きなんです。五人じゃ少ない、十人じゃ多いといったところでしょうか。待ってる間にも続々と後ろに観光客が。例の五百人かどうかは知りませんが観光バスがどんどん到着してどんどん人が。早めについて本当に良かった! 良かったよ! 九時十五分前にジリジリジリと真横で鐘が鳴りました。これから開くよーという合図らしいです。到着したのが八時十五分、鳴ったのが八時四十五分。砂利の上で寒い中じっとよく耐え忍んだよくやった自分。うんまあバスの中で延々何もしないで頑張って起きているよりは楽だったからね。ちょっと涙目になりつつ(眠いし)開門を待ちます。鐘が鳴ったからってすぐ入れるわけじゃないんです。ところでいつまで鳴ってるんですか鐘。うるさい(短気)。一分以上鳴り続け耳が馬鹿になったところでようやく鳴り止んでくれました。十秒くらいでいいよなんでそんなに自己主張するんだよ……。無駄に疲れた。体力ゲージ既に半分以上減ってます。ボス戦(ツアーの目玉二つ目)が遠い。ところで旅行メモにもうるさいと一言書いてありました。一言だけというのが何とも。よっぽど鐘の音がうるさかったようです。見返して笑った。心狭いっつーか余裕ないね。しょうがないね……。このあとを考えるとね。 開門は九時。ちょうどに門(でかい。竜が通れそうなくらい)(どんな例え)が開きました。携帯やデジカメで撮る人多数。私も連れの携帯を借りましたが逆光であんまり……。まあ撮影できるのはここまでですしね、どうせなら撮っときましょう。じゃあ中へ。入ると日本家屋の原型と言うかお屋敷がありました。ほえー。頭悪い感想ですみません。いやなんかそんな感じだったんです。開いた口がふさがらないという慣用表現は呆れたときに使いますが、へえとかほおとか感心した時にも口がふさがりません。バカみたいに開けっ放し。すみません馬鹿みたいじゃなくて馬鹿なんです。わかってます。 屋敷の中には人形がいて(当時の人たちが何やってたかの再現、らしい。微妙に等身大より小さくて変でした)(奇妙と言うより恐かった。人形の表情が不気味。夜には来たくないなと(機会もないでしょうけど)心底思った)生活ぶりがわかる仕組み。で。周りは引き続き携帯やデジカメでパシャパシャと。パシャパシャって。撮影してる。してるよ!? なんで!? いやだって重要文化財とかって撮影禁止の場所多いでしょう! ここOKなの!? 無許可で密かにって風じゃないし(みんな堂々と撮ってる)えとあの、わ、わたしカメラ(いや私はカメラじゃないです違うんです)私のカメラ、バスの中……!(馬鹿なんですよ! わかってますよそんなこと!)(いっそ泣きたい) 撮影禁止なら普通、前もって添乗員さんが注意しますよねー。持ってかないで下さいねーって。仮にもプロですし言い忘れるなんてこたないですよねえ。あーもーほんと、わたし大馬鹿。 携帯のカメラで一応は撮りましたけど、あんまり出来は良くなかったです。そら所詮は携帯ですからね。いえ携帯は悪くないですすみません。画素数はそれなりにありますが撮影者の腕がかなり悪いのでどうしようもないです。しょうがないしょうがない。バカな自分が悪いんです文句あるか!(逆ギレカッコ悪い) 半泣きでさくさく京都御所を回って出ました。だって撮るもんないしね。なんかの資料になると思ってたけど特別そんなこともなかったし。カメラはバスの中だし。いいんだよ目玉二つ目を堪能するから! 出口を出るとお土産屋さんがありました。ここ(京都御所)でしか売ってないお菓子やグッズ類がどっさり。中には漬物まであって、どんな客層を意識しているんだかという感じでした。案の定買っていく人いませんでした。私もスルー。漬物は買ってもしょうがない。お菓子は好みに合わない。ぶっちゃけ美味しそうに見えない。京都御所限定と言えば観光客が買っていくと思ってるんでしょうかと本気で問い詰めたくなるような(大変失礼)品揃え。グッズもいまいち。スカーフやハンカチもありましたがデザインが良くない。時季柄、カレンダーもありました。が、これも。なんだか。ねえ。写真家の腕が悪いのか被写体が悪いのか(すみません)。京都で買わなくても次がある! 京都で撮れなくても次があるといいな! 希望を持って再びバスへ乗り込みます。 次に向かうのは奈良です。目的は正倉院展。これが目玉のふたつめ。しばらく町並みを眺めて暇潰し。してたんじゃないでしょうか。記憶にないけど。カメラ……(ショックを引きずっている)。正直、また来ようと思うようなもんでもなかったですし、撮影のためにもう一回京都御所行くのもなあ。凄い微妙。中に待ってるの人形だし。見て回れる場所多くないし狭くはないけど広くもなかったし。屋敷の周りをぐるりと回っておしまいみたいな感じだし。当然、御所内に入ると言っても建物内に入れるわけはないし。入れたとしても人形がいるからそれもかなり微妙なんですが。雨で腐食したりしてましたがそれなりの雰囲気は掴めたからもういいやという。なんでカメラ持っていかなかったのかね……。ばか。(まだショックを引きずっている) 出発して間もなく、添乗員さんからお話が。奈良に着く前に昼ごはんを食べるか、正倉院展を見たあとにお昼にするかを選べということらしいです。お昼はお弁当。柿の葉寿司。お弁当は既にバスに積み込まれていました。配られて目の前に。期待なんかしないよ。このツアーで食に期待するのは間違ってたんだ。京都で豆腐が美味しくないなんて木に登れないサルと一緒じゃないか!(また妙な例えを) どうせ食の神様に見放されてるんだ後でも先でも同じさ。ということで昼食は後回し。旅の連れもあとでいいと言ったため(つかおなかいっぱいで。朝ご飯がまだ消化されてません)。となるとすることがなくて暇です。また暇です。でも今回は夜と違って暇潰しの方法はごまんとあります。いえ嘘ですすみませんサバ読みすぎました。片手で足りる程度です。市内も見飽きたので途中だった銀の新刊を取り出し(今回は私が窓際席を譲り通路側へ)(表情が変わらないように気をつけて)読みました。苦労した。何がって! ここでネタバレ感想を書くのも何なので書きませんが! 一言で言えば面白かったからです。うーん盛り上がりに欠けるね(ネタバレを避けてるから仕方ないんだが)。撮影できなかったショックを十五巻で癒し奈良へ。 バスは順調に進み(早く着いて予定より早く出発できたのが良かったのか)ここでも渋滞知らず。ついてる。馬鹿なミスさえしなければなあ!(引きずってる) そして奈良市内へ入ります。っていっても外を見てなかったから全然わからなかったけど。か、観光の意味無い。いいんだ楽しかったから。銀十五巻が(やっぱそっちか)。正倉院展をやってる場所にさっと到着しバスから降ります。……すみません何この行列。帰っていいですか(ついたばかりですよ住刃さん)。目で何人いるか数えるのも推測するのも嫌になるほどの行列です。人ばっか。夏冬の年に二回ある祭典の行列よりマシですがあれと比べちゃいけない。比較対象が間違ってる。下手すると二時間待ちとかになるんじゃなかろうか。添乗員さんによると一般のお客さんだそうです。私たちは団体客。入口は別。良かった。胸をなでおろしました。 入れたのが十二時十分前。やはり少々並びましたが許容範囲内です。一時間二時間並ぶのに比べたらこれくらい! 団体客で本当に良かった! 一般のお客様ごめんなさいでも嬉しい(最低)と思いながら中へ。広かった。はぐれたら見つからない。人凄いし。外であんなに待ってるんだから中にも詰まってるのが当たり前。飛ばせるところは飛ばして(こういうのは非常にドライです)(美術館などに散々行ってますから回り方もよくわかってます)ぱっぱと見て行きます。バスの中でパンフレットも見ましたから、何をチェックすべきかもわかってます。興味無いものは飛ばす! これ鉄則。じゃないといつまで経っても見終わらない。近くで見たいものだけ見る。掛け軸なんてガラスケースの真ん前でじっくり見なきゃいけないもんでもないし。ってまあこれは価値観の相違ですが。遠くからでも見られるものは遠くから。近くで見ることに固執しなければ時間を無駄にしないで見て回ることが出来ます。 当然ながらこちらは写真がNGです。携帯電話も使用できません。メール打つのも駄目。怒られます(怒られたんだね)(いい大人なのに……)。カメラの出番無しです。何のために今回カメラ持って行ったのかなあははうふふ。さて置き。さくさく見終えてしまい時間が余りました。出発まで一時間半以上あります。近くに東大寺があるという事前情報を得ていたので(道も教わった)せっかくだしと足を伸ばして行ってみることに。拝観料五百円を払って大仏さまを拝んできました。制服姿の若人もちらほらと。修学旅行シーズンだもんねー……。なつかしや。ついでなので土産物屋さんも覗いてみました。さすが奈良。さすが大仏さまのお膝元。売ってるお土産も一味違います。数珠。しかもデパートで買うより格段に安い。デパートよりお寺などで売ってる方がよっぽど安いのだと学びました。なんかこっちのが御利益ありそうだし。持ってなかったので購入。たしかアメジストのだったと思います。買って以来一度も開けてないので忘れました(御利益なくなりそう)。なくしてはいません。さすがにそこまでは! 帰り道を迷いつつ(方向音痴二人を知らない場所に放置してはいけません)途中途中のお土産屋さんを見て回ります。京都で買えなかったからここで買わないとあとが無いのです。北海道の阿寒湖半の宿近くの土産物屋さんでは(長い)どこもかしこも毬藻を売っていたなあと思い出しました。大小さまざまの。大きいのは握り拳よりも大きかった。お値段もそれなり。思い出話は置いといて。奈良ですから鹿関連が多い。お土産をどれにしようか迷うそばを悠々と鹿が歩いていきます。道を奈良が鹿! いや違う何書いてるんだ。自動書記か。鹿が乗り移った? 勝手に手が動きました。訂正。道を普通に鹿が歩いているなんて衝撃的です。マリモも鹿もいない地方在住ですから(阿寒湖付近は道にまりもが転がってると思っているのか貴様)(思ってません行ったから知ってます)(いや行かなくてもわかってましたけど!)見慣れてないのです。びっくり。油断してると糞を踏みそうになります。人が避けて通る場所は避けるが吉。鹿がいる場所には車も通りません。そこが道路でも。歩行者優先、違うな歩行者天国か。奈良では鹿天国。鹿優先。人間様のお通りだと言っても動物ですからわかりません。鹿様のお通りです。ぶつからないように前方後方左右注意。 鹿せんべいは買いませんでした。突進されそうで。鹿と戯れるのは中学生の時にやりましたから充分です(修学旅行でお決まりのコース)。一度来て慣れていてもおかしくないとお思いかもしれませんが十何年も前の話です。一回行ったきり。思春期のころなんて忘却の彼方さ。昔の話なんて覚えちゃいないよ。単純に記憶力無いだけですすみません。お土産も無事買ってせっかくだしと鹿の写真を撮って(京都の写真は一枚もないです。奈良の写真が三枚ほどあるだけ)バスへ戻ります。あっちこっち行ったりきたりしていたため、時刻は二時を過ぎています。おなかすいたー(本能で生きています)。ちょうど出発時刻になり、バスが走り出してから遅い昼食です。一応連れに美味しいのか訊いてみたところ、美味しいとの返事が。それが裏切られなきゃいいけどね(嫌な女ですね)。 ふたを開けてみます。見た目は子供、じゃない、見た目は普通のお弁当です。愚が、違う具がちょっと豪華。この値段でこの具は安い。いやいや見た目や具の内容より味です味。問題は味。ぱくりと煮物を一口。美味しい。おいしい? いや美味しいよ! 朝食はなんだったのってくらい美味しい! 連れも美味しいと舌鼓を打ってます。堪能しました。これもメモ取ってなかったので(不覚)具体的に何が入っていたか覚えていません。でも美味しかったのは事実です。携帯で写真も撮っておけば良かったなー。考えが至らず。何のための携帯だ。写真を撮る為だ!(電話するための携帯ですよ) 食の神様に見放されていませんでした。言いがかりつけてごめんなさい。美味しかったです! 満足して帰路につきます。雲行きが怪しくなってきたのは日が落ちてから。雲行きと言いましても天気ではありません。道です。渋滞。午後八時三十二分ごろ小田原入り。十五キロの渋滞。一時間だかに時間だか正確な数字は覚えてませんが、そんなような表示を電光掲示板で見ました。席が前の方で良かったかも。後ろじゃ見えませんから。近視だし。結果オーライです。連れの携帯はラジオが聞けますが(テレビは無理)イヤホンを持ってきてません。しくじった。ラジオで渋滞情報を聞けたかもしれないのに! 夜だと音楽番組もありますしね。あ、夜中は深夜放送で暇を潰すという手もあったのか……! うわあ。いまさら気づいてもな。あれから何ヶ月経ったんだかな。 九時三十五分に厚木着。思ったより早く着きました。渋滞がだんだん緩和されてきた様子です。良き哉良き哉。その後、日付が変わらないうちに集合場所にバスが到着、雨も降らず無事家に帰り着きました。いろいろありましたが良い旅だったのか?(なんで疑問符がつく) いやカメラとかカメラとかカメラとか。バカ……。京都の思い出は何もありません。記憶から消しました。無いったら無い。奈良はとりあえず鹿が臭かった。大仏でかかった。(幼稚園児並の感想)数珠買えたのは収穫でした。柿の葉寿司おいしかったし! 名前からは何が入っているのか全くわかりません。柿が入っているのか、柿の葉に包まれた寿司があるのかと戦々恐々としてましたが。嫌な予感は朝で打ち止め。終わり良ければ全て良しです。メインについて触れていないのはなんとも。旅をよく象徴していますね! レポートは異常です。……異常で悪かったな。もとい以上です。長々とお付き合いいただきまして有難う御座いました。次は三月、熊野に行く予定です。きっちりメモを取ろう。レポートをお楽しみに。今度は何ヶ月遅れになるかな!(遅れるの前提か)(しかも月単位で遅らせる気か) | ||
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