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コラム・5 - 2004年02月19日(木)

先輩からのコラム課題は、これからも定期的に続く模様。ですので、この日記でも定期的に掲載していきます。

「松井稼頭央」

「0.1秒でも速く」。「久保田スラッガー」のグラブ職人・江頭重利さんの願いだ。

松井稼のメッツ入りとともに、もう一つの日本の誇りが海を渡る。江頭さんが担当する名物グラブがそれだ。

ゴールデングラブ賞8回の辻発彦に、836連続守備機会無失策日本記録を持つ福良淳一。現役では中村紀洋、鳥越裕介、そして阪神の黄金ルーキー鳥谷敬・・・。彼らはすべて、江頭さんが手掛けたグラブの愛用者だ。

松井稼は西武時代から用具契約をグラブだけ除外。メッツ移籍に伴い、04年メジャーモデルを作製し、アメリカではそれを使用する。

素手の感覚に近いグラブを。江頭さんはこのことを念頭に置き、型付け作業は機会を使わずに手作業で行い、作製する。松井稼はこのグラブで、数々のタイトルを獲得してきた。

「捕球から送球まで0.1秒でも速く」。同じ考えを追求し続ける2人の「名手」が、メジャーを舞台に、戦う。


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