戦力分析・RIKKIO - 2003年09月11日(木) ・立教大学 前季成績 ⇒3勝8敗 勝ち点1 勝率・273 5位 投手力 ⇒投手陣は大川(船橋東)、小林(富岡)、三浦(青森)、日野(日向)という2年生が主体。四人とも140キロを超えるストレートを持つ。中でも今春6試合に登板も勝ち星を上げることができなかった未完の大器、本格派右腕・大川にかかる期待は大きい。さらに今春1年生ながら規定投球回数をクリア(防御率1・90)した左腕・本田(埼玉栄)も先発候補。抜群のコントロールで大崩れしないタイプだけに安定した活躍が期待される。 攻撃力 ⇒チーム打率・265.今春は湿りがちだった攻撃陣だが破壊力は十分。中心はやはり四番を張る多幡(星陵・3年)。セカンドへコンバートされ、心機一転臨んだ今春のリーグ戦だったが、打率・317と相手チームの徹底マークもあり、期待以上の成績は残せなかった。それだけに秋の奮起に注目したい。一番候補は主将の阪長(新潟明訓・4年)と加藤(国学院久我山・3年)。中軸は今春打率・400をマークした高橋泰(八千代松陰・2年)、長打力のある比嘉(首里・3年)という布陣。今秋も徹底マークが予想される多幡の前後を打つ打者がいかに活躍できるかがポイントとなりそうだ。 総合力 ⇒勝ち点1の5位と低迷した今春。課題は明確である。まずは攻撃面での「打線のつながり」。バントを絡め機動力を使ったつなぎの攻撃ができるか。二つ目は捕手も含めた「投手力の強化」。経験の少ない投手陣ではあるが、ベンチに入る以上は、全員完投能力を付けることを意識してもらいたい。三つ目は外野の守備範囲の強化も含めた「内外野の中継プレー」。打球へ対する一歩目のスタート、スローイングなど、基本的な部分の強化も必要。秋はチーム一丸となり、春の課題をどれだけ克服して戦えるか注目したい。 打者ではやはり多幡に注目。173cmと小柄ながらリーグ戦通算本塁打数9本とパワーは折紙付き。神宮の周辺で立大の選手が練習中に多幡を至近距離で見たががっしりとした体格に圧倒された。相手投手にとって恐い存在となるに違いない。投手では甲子園での活躍が記憶に新しい池田(小山西・1年)に注目。左から繰り出す変化球主体のタイプだが、その変化球を有効的に活用するためにストレートの球速アップが求められる。アイドル顔負けのルックスで神宮のアイドルになることができるか。 -
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