17番の日記...17番

 

 

戦力分析・KEIO - 2003年09月09日(火)

・慶應義塾大学

前季成績
⇒7勝4敗 勝ち点3 勝率・636 3位

投手力
⇒2年生右腕・小林康(豊田西)がいよいよ頭角を現してきたことで先発陣には厚みが出てきた。140キロ後半の速球を武器に力で押すタイプで、その真っ直ぐにもナチュラルに変化し、高速のムービングボールのようになる。そして、春季、チームの7勝のうち、5勝を挙げた4年生の清見(慶應志木)はもちろん健在だ。3番手に期待されるのは素質抜群の身長193cm右腕・小林基(岡山城東・4年)。中継ぎには4年生の参鍋(甲陽学院)、3年生の鴛海(修猷館)、2年生の川口(湘南)が控える。先発が崩れた時の試合をいかにものにするか。それが課題になる。

攻撃力
⇒春季は三番・池辺(智弁和歌山・3年)、五番・中村(大宮・3年)が好調だったものの、四番・早川(慶應・3年)がブレーキになり、得点を逃す場面が多かった。そのため、クリーンアップは多少入れ替わるかもしれないが、その他は春とほぼ同じオーダーになりそうだ。その中でも最も注目したいのはようやくその才能の片鱗を見せ始めた池辺だ。1,2年の通算打率は・178だったが、この春は・317で本塁打も2本打った。六大学を代表するバッターに成長しつつある。打線に大砲はいないが、持ち味であるつなぐ野球が復活すれば手ごわい打線になる。

総合力
⇒打倒・早稲田。慶應は常にリーグ優勝と共にこのテーマを掲げている。そのためには投手陣の整備が必須条件だ。2番手投手として予想される小林康に寄せる期待は大きい。またこの夏はオープン戦の数を減らし、腰を据えて練習をするとともに、オープン戦も早慶戦と同じくらいの緊張感を持って戦うようにしてきた。今春は経験を積ませるためにも、野手は8人中6人までが3年生と、3年生中心のオーダーをほとんど変えずに戦った。それだけに「最強世代」と言われるこの3年生たちがそろそろ本領を発揮してほしいところだ。


打者では池辺、そして投手では参鍋に注目したい。池辺についてはこの日記でもこれまでに度々書いているので、今更書くまでもないのだが、秋季ではぜひ個人タイトルを獲ってもらいたい。三冠王も現実視できる程のポテンシャルは持っている。参鍋については、今春の早慶戦第一戦でみせた好リリーフが印象に残っている。4年生となった今春、リーグ戦デビューを果たし、結果も残し、チームの信頼も獲得した。秋季は自信を持ってマウンドに上がることだろう。


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