四国道中〜パート3〜 - 2003年08月05日(火) 8月5日(4日目) 8時半起床。駅前のコンビニでサンドイッチを買い朝食をすませた。にしても、今日も太陽はカンカン照り。暑くなりそうだわ。 高知といえば、明徳義塾だが、明徳は高知の中でものすごい田舎にある。今夏の甲子園出場を決め、野球部は現在兵庫にいる。よって今回は明徳をパスして、高知高校に行くことにした。 高知高は明徳と並んで、高知県内における野球部の強豪校である。夏の出場は近年、明徳が独占しているが、センバツにはたまに出場している。 僕の通う大学の野球部で、去年までエースとして投げ、今年横浜ベイスターズに入団した土居龍太郎は高知高出身である。土居が高知高3年の夏の県予選決勝で明徳の寺本と繰り広げた壮絶な投手戦は、県の話題となった。もう一人、うちの大学の3年生で野球部に高知高出身の福山雄という投手がいる。彼もまた、高3の夏の県予選決勝で明徳に敗れている。高知高にとって、明徳は大きな壁として立ちはだかっているのである。 高知駅から電車で10分程行った旭駅が高知高の最寄り駅。歩いて数分の所にあるのでしばらく歩いた。しかし、複雑な道のため迷ってしまい、通りかかったおじさんに道を尋ねてみた。するとおじさんも高校付近に行くというので、高校まで案内してもらえることになった。高校まで歩く途中、おじさんに明徳や高知高の印象を聞いてみた。おじさんは明徳について、「県の代表として甲子園に出場したら応援してるけど、あまり愛着はわかないね。学校があまりにも田舎だし、明徳がどういう高校なのかっていうのがイメージできないし。でも、今年の夏も出場するから一応、応援するけど」とおっしゃった。高知高については、「わしは高知高が近所のとこに住んでるから、ずっと高知高を応援しとるよ」とおっしゃった。明徳の主力の大半は県外出身者。一方、高知高は県内出身者がほとんど。この辺りも高知県民の方々は多少意識してしまうのだろう。 高知高は中高一貫校。敷地内は中高が共用しているため、とても広かった。野球部のグラウンドもとても広い。部員もおそらく100人近くいるといった感じ。グラウンドの隣には別でピッチングブルペンが2ヶ所ある。大学の野球部並の設備だ。休憩中の2年生の野球部員に少し話しかけてみた。土居と福山について話したら興味を示してくれ、新チームについての話などをしてくれた。 練習設備は十分すぎるほど整っている高知高。あとは選手の努力次第だ。ちなみに今年の夏の県予選決勝も明徳に敗れた。「打倒明徳」を目指し、高知高野球部は今日も白球を追う。 ひまなので、高知市内をしばらく歩いた。高知城に行ったり、板垣退助像を拝んだり。 16時。高知を後にし、高速バスで徳島に向かった。18時半、徳島駅に到着。今夜もカプセルホテルに泊まることにした。ホテル内では、ゴキちゃんが頻繁に出没し、まいった。でもまあ、安いし、どうせ寝るだけだからいいかと思い、寝床に就いた。 -
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