「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2000年12月22日(金) スノーマンさんよお!

今日は、モックンとミーの保育園のクリスマス会だった。
父母の会からケーキをもらって、大喜びで帰ってきた。

「今日のクリスマス会、どうだった?」
「おもしろかった!」
「ミー、ウサギやってん!」
ああ、出し物ちゅうりっぷ組さんだったんだ。
「どんなん?」
「おじーさんが忘れた手袋にみんなではいるのん。」
モックンのわかりやすい解説の横で、
踊り始めるミー。
「♪おじーさん!おじーさん!ゆ〜きがふーりますよぉ〜♪」
わはは。かわいい。
「モックン、ミーかわいかった?」
「うん。かわいかった。」
「むふん♪」(←ミーの鼻息)

ケーキをおやつにいただきながら、さらに聞く。
「サンタさん来た?」
「来た!」
ここでミーが眉間にしわを寄せて怒りながら言った。
「ほんまのサンタさんやのに、みんながうそついてん!!」
「・・・なんて?」
「園長先生だって!!」
「あらら!」
「でな、あおいちゃんと二人で、違うよっ!って言うたん!」
「園長先生に似てましたか。」
「似てたけど、違うもん!
園長センセ、サカモトセンセとお話してたもん!」

おお。早業。さすが毎年のことで手馴れてらっしゃる。
このためにダイエットしないというおうわさだ。

「他には誰がきたの?」
「トナカイ!」(モックン)
「それは、辻センセ!」(ミー)
「それから、スノーマン!」
「辻センセ、スノーマンと友達やってんて!」

どういう理解の仕方なんだ。
なぜ辻センセだけ信じてもらえないんだ??

モックンには、そのあと衝撃的な出来事があった。

年長さんはアルバムに載せるとかで、クリスマス会が終わったあとで舞台上で記念撮影がある。
そのときに彼は舞台のすそで見てしまった。

「おかーちゃん・・・スノーマンなー、首とれとった・・。」
「えっ?」
「ごろって、床に落ちとった・・・。」
「う。」
「ほんで、手もなくなっとった。」
「手?」
「うん。赤い手がついててな、ずっと動いて踊っててんけどな、
両方とも、なくなっとった。」

母には中に入っていた先生のご苦労がしのばれた。

「・・・・スノーマン、ばらばらやった。血は出てへんかったけど。・・・・。」
こわいかも〜。


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