「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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なんで、こどもって、あんなもったいないことするんだ!!!
お子様方は、合理的には生きていらっしゃらない。 後先のことなんかはあまりお考えにならない。 で、毎日、母は、(あ〜〜っもったいなっ!)ってことに遭遇して、わなわな震える。
「そんなことしちゃだめでしょ!」 「アンタ、こんなに食べ残して!お百ショーさんに申し訳ないと思わんのか!」 なんていってもてんで効かない。
そこで登場するのが、もったいないおばけさんである。
さんざん遊び食いしたあとで、こんもり残す。 食後のデザートねらいだ。 母、ひぃひぃいいながら作った料理を残されるとキレる。
「ごちそうさましていい?」 「残してるー。」 「だって、もうごちそうさま。」 「もったいないおばけ、くるわ。 そうやって、もったいないことしてる子のとこには、 もったいないおばけが来て、もう何にも食べられへんとこに連れて行かれるねん。」
たいていは、これで、がんばって皿も茶碗もきれいにして、終わりなのだが、 この前、反撃があった。
「もったいないおばけなんかいてへんもん!」 「います。見えてないだけです。」 「どこにつれてくのよ!」 「ソマリアとか、東チモール。ボスニアヘルツェゴビナかも。」(←けむにまいてる) 「ぼすにや・・・・・・そんなとこないもん!」 「あります。残念ながら。もうみんなやめたいのに戦争がやめられなくって、 家族とも死に別れて、食べるもんもなくて、 ほんとにひどいことになってます。ニュースで見たやん。」 「ないもん!」(←ミー参加) 「ある、ある、僕見たわテレビで。」(冷静なモックン。) 「ほんまにあるのん?」 「うん。ぼく、みんなたべよっと!。」 「ミミミ、ミーちゃんも!」
これでも効かないときは、電話である。 「もしもしっ!もったいないおばけさんですか! ・・・・・はいっ! ・・・・・はい。そうなんですっ!もったいないんです! あ。みてはりましたか!(振り返り)ホラ、見てはったわ! ・・はいっ!じゃぁ、よろしくおねがいしますっ! え?ソマリアいっぱい?北朝鮮ですか?わかりました!」 「わわわわわわわ〜〜〜っ!ごめんなさい〜〜っ食べる!食べる〜!」 「え?はい。全部食べたら、解除になるんですねっ?」 「ぜぜぜぜんぶたびるぅ〜〜〜〜!」 「ハイ、じゃ、またもったいないようだったらお電話しますっ!お手数おかけします!」
子育てには演技力も必要。アタシ、女優。(個性派)
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