「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2000年11月23日(木) 手作り教室に見る日本の社長サン。

商工会議所というところは、社長サンのあつまりだ。

その、商工会議所主催のイベントに、子供を連れて行ってきた。
http://www.ise-cci.or.jp/yeg/
ダンナが、屋台で焼きソバ係りをすることになっていて、「絶対、あまるから、来て食って!」というので、
そうだよなぁ、パッとしないイベントだもんなぁ。と思いながら会場に着いたら、駐車制限されてる。
(後で聞いたら3万5千人以上の入場者があったそうな)
フリーマーケットにも、物産展にも、寄せ植えの講習会にもものすごい人。

今回、オチビたちの楽しみは、「ちびっこ手作り体験コーナー」。ビニールで作るタコだ。
モックンは、とにかくこういうものを作りたい人なので、まずは、そこに連れて行く。
おお。タコ作ってる。
「おか〜ちゃ〜ん!ぼく、あれするぅ!」
モックン以上に工作に燃えてるミーは折り紙作り放題にくらくらしている。
もちろんマルは、わけもわからずに、ハイテンションな兄、姉につられて、走り回ってはこけている。
ところが、配布時間が決まっていて、次回は一時間後だそう。
一時間後に行ったら、少し早めに配り始めていて、もらえなかった。
ほらぁ。もう。口がへの字。
「おかーちゃんがはよこんかったからやんかっ!」
といわれてもねぇ。一人で3人連れて、その上キミ達の荷物まで持ってるんだよおかーちゃんは。
おまけに「がっこ!」ってうるさいから、マルはずっと抱いてるし、へろへろさ。
で、もう折り紙や紙飛行機を折りながら、次回の配布をもう一時間待った。
モックンは、スタッフにいつも仲良くしてくれてるイーさんを見つけて、「おっちゃん!ヒコーきつくろっ!」と機嫌よく遊び始めた。
ミーは折り紙工作が大好きだ。謎の作品を次々と発表していたが、「目目を書きたいのに、エンピツがない!」とぐずりはじめた。
うう。サインペンセット(マナミの必須アイテム)をおいてきたときに限っていう〜。
「しゅ・しゅりけんつくろか!」「ほら、かざりばこだよー。」「ぱくぱくさんもつくろうっ!」と、精一杯ごまかすが、「ドキンちゃんに目目がかけない・・・!」と怒ってらっしゃる。
ひ〜。タコはまだか〜。あら?
配ってる。時間にはまだ10分あるのに。たいへんだ。
「モック〜ン!!」
「なにぃ?」
「なーらベーー!!」
「へ?ああああっ!よっしゃぁっ!」
モックンは並んだ。ミーも並んだ。マルもなんだかやる気満々。
ところが、だ。
配ってるおにーちゃんは、並んでるモックンとミーの上を、その後ろの大人にキットを渡してる。
親だと勘違いされたかな。
「ぼくにもください!」
「ください!」
あれ。聞こえてないのかな。
とうとう、列の一番前に並んでいたモックンにはキットがもらえなかった。
だが、説明がない。
母がキレた。
こいつ知ってるぞ、確か、饅頭屋の社長や。
「並んでてももらわれへんの?」
「あ。はぁ・・・・。」
そこへ、餅屋の社長が慌てて予備キットを持ってきた。それを、慌てていたんだろうけど、並びもしなかった人たちにやってしまった。
つかみかかろうか、こっちの責任者の土建屋の社長に。
モックンもミーも半泣き。
母のオーラに気がついて即席の予備キットが土産物屋の社長から渡された。
だが、私に渡そうとするので、母、爆発。
「ずうっと、待ってるのよ。この子にちゃんと渡してやって。」

社長サンになると、踏みにじるものが増えるのか?
謝りもせずに、小さな子供を傷つけて。
守るものがある者を怒らせるとこわいということを知れ!

ま、私はやさしいけどね。


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