| 2002年01月18日(金) |
まんなかっ子 瑞穂との闘い 「 痛いもん! 」 |
1月10日(木) まんなかっ子 瑞穂との闘い 「 はじまり 」 からお読みください。
結局傷が完治し辛いリハビリも終了し、幼稚園に通えるようになったのは怪我をしてから 約3ヶ月後のことだった。
骨はきれいにくっついてくれたため、後遺症が残ることもないとのこと。
瑞穂が怪我で休んでいるうちに年度が変わってしまっていたため。 久しぶりに行った幼稚園では、新しいクラス、新しいお友達が瑞穂を出迎えてくれた。
瑞穂は小さな頃から物怖じしない性格の子だったので、新しい世界にもすんなりととけこんだ ようだった。
けれど・・・ 瑞穂には気に入らないことがあった。 瑞穂が休んでいる間に妹の茜が入園していたのだ。 茜はどこにいても人気者だった。 なんだか気に入らない。 それに幼稚園でまで 「 お姉ちゃん 」 でいなくちゃならないなんて・・・
茜はいつも帰りのバスの中で居眠りをした。 だからマンションの前でバスから下りるときは いつだってお母さんが茜を抱っこする。 それもまた気に入らない。
怪我が治ってからというもの、誰もちやほやしてくれなくなった。 どうして?
ある日幼稚園バスまで瑞穂と茜を迎えに行くと、瑞穂がハンカチに包んだ保冷剤をおでこにあて ながら下りてきた。
先生がおっしゃるには、どこかで頭をコツンとぶつけたらしい。 たいしたことはない、赤くもなっていない。 けれど瑞穂は大騒ぎした。 「 痛い! 痛い! 冷やして! 痛い! 」 と・・・
それからは週に2度3度と、保冷剤で体のどこかを冷やしながら帰って来るようになってしまった。
家にいても同じ、コツンとぶつけただけで 「 痛い! 痛い! 冷やして! 」 と騒ぐ。 骨折したときのことが頭にあるのだろうか。 それとも周囲の気を引きたかったのだろうか。 誰もが 「 それくらい大丈夫 」 と言っても絶対に聞き入れはしなかった。
「 痛いもん! 痛いもん! 痛いもん! 」
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