川底を流れる小石のように。 〜番外編〜 海老蔵への道!
もくじを見てみる|ひとつ前|現在に近づいて|プチ画像日記
どしゃぶりの日曜日、玄関のドアをあけると、 あたり一面が金色に見るかと思うくらい、金木犀が香っていた。 突然、そして、ようやく秋がやってきた。 前の晩、飲んで帰った時には、少もも匂ってなかったのに。
今夜も、空気は金木犀色のまま。 濃く金色にむせんでる。 この香りをかぐと、住み慣れた町だというのに、 そこここが、大島弓子色に見えてくる気がするのは私だけ?
毎朝通る道には、仲良し(と私は思っている)白い大きな犬と、黒いつやつやの猫がいる。 白い犬、黒い猫、どちらにも会えた日は吉。 吉が3日続くと大吉。
あんなに降った雨がウソみたいに、からりと晴れ。 職場の窓からは、銀杏並木の下のギンナン拾いの人が見える。 あと何日か頑張れば、もうすぐ旅に出発だ。
襲名興行について発表会見があったのが、昨年の11月10日。 じいちゃんの命日。 あの日から、パリに行けたらいいな〜とずっと思ってきたことが、 もうすぐ叶おうとしてる。
こないだまで嬉しくて、にやけてばかりいたのに、 今日はなぜだか、幸せだな、とか思ったら、静かにさびしくなった。 もうちょっと浮かれていればよかったのに。
家に帰ると、こんな背中に会ってしまって、やっぱりなんだか寂しい。
今日の日記は、なんとなくですが、 終わってしまった大好きな日記と、かわいいでぶらに捧げます。
|