川底を流れる小石のように。  〜番外編〜  海老蔵への道!
もくじを見てみるひとつ前現在に近づいてプチ画像日記


2004年10月06日(水) ☆突然に。☆

 どしゃぶりの日曜日、玄関のドアをあけると、
 あたり一面が金色に見るかと思うくらい、金木犀が香っていた。
 突然、そして、ようやく秋がやってきた。
 前の晩、飲んで帰った時には、少もも匂ってなかったのに。

 今夜も、空気は金木犀色のまま。
 濃く金色にむせんでる。
 この香りをかぐと、住み慣れた町だというのに、
 そこここが、大島弓子色に見えてくる気がするのは私だけ?

 毎朝通る道には、仲良し(と私は思っている)白い大きな犬と、黒いつやつやの猫がいる。
 白い犬、黒い猫、どちらにも会えた日は吉。
 吉が3日続くと大吉。

 あんなに降った雨がウソみたいに、からりと晴れ。
 職場の窓からは、銀杏並木の下のギンナン拾いの人が見える。
 あと何日か頑張れば、もうすぐ旅に出発だ。

 襲名興行について発表会見があったのが、昨年の11月10日。
 じいちゃんの命日。
 あの日から、パリに行けたらいいな〜とずっと思ってきたことが、
 もうすぐ叶おうとしてる。

 こないだまで嬉しくて、にやけてばかりいたのに、
 今日はなぜだか、幸せだな、とか思ったら、静かにさびしくなった。
 もうちょっと浮かれていればよかったのに。

 

 家に帰ると、こんな背中に会ってしまって、やっぱりなんだか寂しい。


  


 今日の日記は、なんとなくですが、
 終わってしまった大好きな日記と、かわいいでぶらに捧げます。



 


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