川底を流れる小石のように。  〜番外編〜  海老蔵への道!
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2004年08月15日(日) ☆残暑お見舞い、申しあげます。☆

 
 残暑お見舞い、申しあげましょうと思ったら、
 今日は急に、肌寒いくらいの一日。
 まあビックリ。
 みなさま、いかがお過ごしですか?

 松竹座7月の観劇・感想の下書きも途中のまま、
 パソコンにむかう時間もままならない、バタバタ暮らし。
 あっという間に、8月も半ば。
 中途半端な日記が、マダラな日焼け跡のようで、お恥ずかしい。

 近況をご報告いたします。

 おおざか松竹座日帰りから帰宅後、
 糸の切れた風船のごとく、ふわりふわりと、果てしなくどこまでも、
 ぼーーーっとしてしまって、
 頭の中は、弁慶や与三郎や、忠信利平や、果ては富樫や助六や弥生や権五郎までがよみがえり、
 社会復帰はたいへん難しゅうございました。

 とはいえ、7月の千秋楽の日には、10月パリ公演のお知らせが届き、
 そこのところを検討する時だけは、ふと我に返り、
 むーん、休みを何と言ってもらおうか、
 というか、そんな、だいそれた事は果たして可能なものだろうか、
 想像しただけで、胃が痛くなるぜ、
 また職場がひと荒れしてしまうんだろうか?ドキドキ、などと悩んでみたり。

 その間に、9月の名古屋御園座のチケットが、希望通りの日程で届いたことは、
 大変喜ばしい出来事の一つでありました。
 
 手許に、これから観る予定のチケットがある幸せ。
 5・6・7月と、そんなことがあたりまえのように、贅沢に過ごしてしまっていたのですね。
 贅沢に慣れてしまうって、おそろしいこと。
 とうとう7月の観劇も終えて、
 手許にチケットが一枚もなくなってしまった日の、あのさびしさ。
  
 なので、今はパソコンの横の大事な物置き場に、
 毎日眺めつつ、飾ってあります、御園座のチケット。

 そして、案ずるより産むがやすしといいましょうか、
 決してごり押しして、是が非でも!という感じではなく、
 まさか無理ですよね?というスタンスで、10月の休みを申し出てみたところ、
 意外なほどアッサリと、気持ちよくOKをもらうことが出来たわけで、
 まあびっくり!まあ嬉しい!という感じでした。
 やはり7月の怒濤の無休勤務が効いていたらしく、
 頑張ってくれたものね、と言ってもらえたのも、とても嬉しかったです。

 かくして、私も晴れて、巴里へ行けることになりました!
 うひょーー!
 ああ、10月の巴里!
 ああ、海老蔵と菊之助の鳥辺山心中!

 さっそく青空文庫で、岡本綺堂の「鳥辺山心中」を読んでみました。
 くーー、この真っ直ぐぶりがたまらぬ。

 それから、遅ればせながら新しくデジカメを買ってしまいましたよ。
 何しろ巴里ですもの。
 そして劇場のあるシャイヨー宮といえば、
 エッフェル塔を望むベストポイントと聞きました。
 もう考えただけでワクワクでっす。

 トレビアン!


 
 


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