川底を流れる小石のように。  〜番外編〜  海老蔵への道!
もくじを見てみるひとつ前現在に近づいてプチ画像日記


2004年07月27日(火) ☆帰ってきちゃった。☆

 日帰り大阪遠征より帰宅。
 さすがにぐったり。

 先週は往復新幹線利用。
 本日は往復飛行機利用。
 んーー、どっちもそれなりにしんどいけど、良いところもある、ってとこか。
 
 切られ与三の見そめ、ただの坊ちゃんというだけでなく、
 「屈託も陰もありつつ、それを見せまいとして明るい坊ちゃん」になっていた。
 
 勧進帳、今月は三度みたけれど、今夜のが一番素晴らしかった。
 のるかそるかの緊迫感や、一心に義経を守ろうとする気持ち、ひしひし。
 仁左右衛門さんの富樫と、がっつり全身全霊でぶつかってた。


 その後の五人男の忠信利平も、こないだよりは目線がお行儀よくなってた。

 それでも、集中力の限界まで頑張ってるんじゃないだろか?
 明日が終わったら、ぷっつり、がっくりきてしまうんじゃないだろうか?と、
 そんな心配も、ちょっとかすめる。

 予約しておいた関空へのラピート号まで時間が少しあったので、
 ちょっとのぞいてみたら、出待ちの行列ズラーっとがえらいことになってた。
 おおー!と思いつつ、脇によけて見ていると、
 赤い自転車を愛用する菊ちゃんが先に出てきた。
 おっとりときれいな人だ。
 
 そしていよいよ、白い作務衣に下駄、黒縁メガネの海老蔵が登場。
 夜の部を観に来ていた安藤忠雄さんらと一緒だった。

 列に並んでる人とちょっと話したが、
 土曜のテレビを見て、わーサインしてもらえるんやーと思ってきたのだとか。
 そうかー。あれを見たら、そうかもなあ。
 ともかく、サクサクひたすらサインしまくる海老蔵。
 さすがに行列の遙か後方をチラリと見やり、遠くを見る目つきになってた。
 気の毒になりつつも、がんばれーと心の中で応援。

 明日の千秋楽は、どんな舞台になるのだろう?
 ひたすら気になるが、帰らねばならない。
 くうーーー。
 後ろ髪ひかれつつ松竹座を後に。
 
 ラピート&関空発最終便のフライトは快適だった。
 しだいに東京が近づいてくると、そちらの空がキラキラと瞬いて明るい。
 きれいだなーと眺めていると、
 長かった三ヶ月ぶっ通しの襲名興行のこと、グルグル思い出す。
 海老蔵もがんばったが、まわりも、そして俺も随分頑張ったよ。
 けど、空路は遅れたりしやすい。
 羽田に20分以上遅れて、23:40に到着。
 (ここから家まで、終電はあるのだろうか?)
 機内のアナウンスも、明日接近する大型台風のこと心配していた。
 明日、早朝から遠征したり、日帰りしたりする人も多そうだ。
 さらに海老蔵は、明後日にはこんな行事もひかえているというに。
 どうか無事に終えられますように。

 私も沢山乗り換えしつつ、ともかく無事に帰宅。
 深夜1:30。
 今朝6:30み出かけてから、濃い長い遠い一日だった。
 


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