川底を流れる小石のように。 〜番外編〜 海老蔵への道!
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昨日の逗子は、地元住民向けにのみ発売されたとかで、 ご近所のお年寄りや、家族連れが大勢来ていて、 ちょっと普段のユーミンのコンサートとは趣が違った。
一方今日は、入場するなり、 濃ーーいゲイのおねえさまグループが大いに盛り上がったりしていて、 暑い逗子より、もっと熱い会場内!という感じだった。 (ユーミンファンのおねえさま方って、とっても多いの。名物とも言われてるわ) 席に着くと、これがまたビックリ。 回りじゅうがおねえさま方グループでいっぱいだ! ねえさま方、日に焼けて、キリリと刈り上げて、皆タンクトップで、 キャイキャイ無邪気に楽しそうで、可愛かった。
が、 このねえさま方、そろいもそろってすんごく背が高いので、 本当に、マジでステージが見えなくて、がっくりだった。 こりゃもう、「歌舞伎座の前のめり」どころじゃない。
それでも昨日観た、シンクロのアクトや、ユーミンのポージング、ダンスなど、 脳内スクリーンで再生しつつ、最終日を堪能。
このコンサート、一年おきの開催になって久しいが、 地域住民の、騒音や混雑への苦情が厳しく、反対運動も起きているそうな。 今回も、様々な憶測が飛び交う中の開催。 けれど、今日の涙ボロボロのユーミンのMCを聞いたりすると、 これが最後かもしれぬ・・・と思ったり。
さらに、昨日まではなかった最後のアンコールで、 松任谷正隆が登場し、キーボードで伴奏する中の「海を見ていた午後」を聞いて、 ああ、と思う。 長いことユーミンを見てるつもりだが、マンタさんの伴奏で二人で、なんて初めて見た。 こうして二人は、ずっと一緒にやってきたんだろうなあーとしみじみ。
ここに来ると毎回、夏の思い出が重ねられていって、 そうして、夏の季節だけの縦割りの断面を、鮮やかに思い出すことが出来て、 やっぱりとても大好きで大切な場所だ。 長年のユーミン友達と、あらかじめお願いしておいたタクシーで逗子駅に戻る間、 ここ、歩いて帰ったことあったよねー! いやあ、若かったんだねー!うはは、などと笑いあう。 随分遠くへ来てしまった。
友達から、学生時代の同級生の近況など聞く。 訃報が三つ。 寂しくなった。
明日から、また仕事だねえーと溜息をつき合うが、 でも明後日は大阪じゃん!と小突かれてしまう。 そうだよ、そうだったよ。 私が、もし遊びすぎて突然死んだりしたら、 現時点で私が用意してるチケット、かわりに行ってね、とお願いしたら 笑われた。
潮風が昨日より涼しかった。
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