川底を流れる小石のように。  〜番外編〜  海老蔵への道!
もくじを見てみるひとつ前現在に近づいてプチ画像日記


2004年07月25日(日) ☆めおと☆

 昨日の逗子は、地元住民向けにのみ発売されたとかで、
 ご近所のお年寄りや、家族連れが大勢来ていて、
 ちょっと普段のユーミンのコンサートとは趣が違った。

 一方今日は、入場するなり、
 濃ーーいゲイのおねえさまグループが大いに盛り上がったりしていて、
 暑い逗子より、もっと熱い会場内!という感じだった。
 (ユーミンファンのおねえさま方って、とっても多いの。名物とも言われてるわ)
 席に着くと、これがまたビックリ。
 回りじゅうがおねえさま方グループでいっぱいだ!
 ねえさま方、日に焼けて、キリリと刈り上げて、皆タンクトップで、
 キャイキャイ無邪気に楽しそうで、可愛かった。

 が、
 このねえさま方、そろいもそろってすんごく背が高いので、
 本当に、マジでステージが見えなくて、がっくりだった。
 こりゃもう、「歌舞伎座の前のめり」どころじゃない。

 それでも昨日観た、シンクロのアクトや、ユーミンのポージング、ダンスなど、
 脳内スクリーンで再生しつつ、最終日を堪能。

 このコンサート、一年おきの開催になって久しいが、
 地域住民の、騒音や混雑への苦情が厳しく、反対運動も起きているそうな。
 今回も、様々な憶測が飛び交う中の開催。
 けれど、今日の涙ボロボロのユーミンのMCを聞いたりすると、
 これが最後かもしれぬ・・・と思ったり。

 さらに、昨日まではなかった最後のアンコールで、
 松任谷正隆が登場し、キーボードで伴奏する中の「海を見ていた午後」を聞いて、 
 ああ、と思う。
 長いことユーミンを見てるつもりだが、マンタさんの伴奏で二人で、なんて初めて見た。
 こうして二人は、ずっと一緒にやってきたんだろうなあーとしみじみ。
 

 ここに来ると毎回、夏の思い出が重ねられていって、
 そうして、夏の季節だけの縦割りの断面を、鮮やかに思い出すことが出来て、
 やっぱりとても大好きで大切な場所だ。
 
 長年のユーミン友達と、あらかじめお願いしておいたタクシーで逗子駅に戻る間、
 ここ、歩いて帰ったことあったよねー!
 いやあ、若かったんだねー!うはは、などと笑いあう。
 随分遠くへ来てしまった。

 友達から、学生時代の同級生の近況など聞く。
 訃報が三つ。
 寂しくなった。

 明日から、また仕事だねえーと溜息をつき合うが、
 でも明後日は大阪じゃん!と小突かれてしまう。
 そうだよ、そうだったよ。
 私が、もし遊びすぎて突然死んだりしたら、
 現時点で私が用意してるチケット、かわりに行ってね、とお願いしたら
 笑われた。

 潮風が昨日より涼しかった。

 


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