なべて世はこともなし
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2008年03月16日(日) 今、日本から有史以来の文化がマイナー化しようとしています

こんばんは。Paddies Dayおよびイースターの休暇を利用してドイツに来てます。17日がPaddies Day(祭日)が月曜日、で、金曜日がGood Friday(公的には祭日ではないけどほとんどの会社が休み)、翌月曜日がEaster Monday(祭日)、というわけで、真ん中の火曜日から木曜日まで3日間休めば10日間の休みになるというおいしい日取りなのです。ドイツネタはまた書くとして、今日は再び、新聞ネタ。これは、男としては看過できません。

中日新聞の暮らし欄の記事より転載)

【暮らし】
男の沽券 衰退!? “座ってする”急増中『飛び散ったら掃除して!』
2008年3月4日

 最近、半数の男性が家庭のトイレで座って小便をしているようだ。“立ちション衰退”は、「飛び散るから座ってして」と、夫を厳しく教育する妻側の優勢を象徴しているのか。お宅ではどうしてますか?

  (井上圭子)

 妻「どれだけ飛び散ってるか分かってるの? 掃除大変なんだから。座ってできないの」

 夫「立ちションは男の特権。座ってするなんて男の沽券(こけん)にかかわる」

 妻「だったら自分で掃除してよね」

 こんな会話に疲れ果て、結婚十二年目にして初めて「男は立ってするもの」のポリシーを捨てた東京都内の男性会社員(39)は「ズボンを下ろすのが面倒で立ってするのに、いちいち床や便器をふくのはもっと面倒だもん」と悔しげに話す。

 松下電工の昨年の調査では「座ってしている」男性は49%。一九九九年(15%)から八年間で三・三倍に急増し、「たまに座って」も13%いた。

 家庭での立ちションが衰退したのはどうして?

 同調査では「周りを汚さないため」(45・8%)が最多で、「楽だから」(24・2%)、「便座の上げ下げが面倒」(16・3%)が続いた。「温水洗浄便座の水が出るところにかかってほしくないから」という回答も。

 一方、“窓”なしパンツの増加も、立ちション衰退に影響しているようだ。下着メーカーのセシールが二〇〇八年春夏物で出荷する男性下着の47%は「前閉じタイプ」。〇一年(25%)に比べ二倍増。同社広報室は「前閉じタイプで用を足す場合、わざわざベルトを外してパンツの上から出すなら、座った方が楽と考える男性が増えたのでは」と推測する。

 座りションの増加で、こんな余波も。

 先月、都内の保育園で、園長から「小学校の入学式までに、立ったまま“社会の窓”からおしっこをする練習を」という宿題が出された。この園長は「自宅で座ってしているのか、園で立ってするときもズボンとパンツを下げないとできない子がいる。小学校に行って、お尻を丸出しにして立ってしたり、小便に個室に入ったりして、からかわれたらかわいそうなので」と話す。

 実際、どれほど飛び散っているのか。

 松下電工が実施した、立ったままの放尿を想定した「高さ七十五センチから三十秒間、四百ccを放水」実験では、便器外へ飛び散る水滴数は(1)「便器の手前の斜面を狙う」三百一滴(2)「奥壁を狙う」二百一滴(3)「水たまり部分を狙う」八十五滴−の順に多かった。

 同社は「水たまりを狙えば飛び散りは最少になる。的を光で示す便器も出している」とアピールするが、(3)の場合でも、家族の男性二人がそれぞれ一日三回すれば、計五百十滴がトイレを汚す計算だ。

 果たして、半数まで減った「家庭内立ちション派」は生き残れるのか。

 厚木市立病院泌尿器科の岩室紳也医師は「医学的には立ってする方が自然。日本人男性の六割が仮性包茎なのに、皮をむいて排尿する習慣が定着していないから便器や床を汚している」と指摘。「『むいて、一歩前へ』を心がければ、飛散量はかなり減る。立ちションの復権を」と力説する。

 一方、「自分で掃除するならお好きにどうぞ」が妻側の本音。TOTOの実験では、三分間のトイレ掃除にかかる筋力負荷は、二リットルのペットボトルを三本持って時速四キロで百メートル歩くのに相当するという。同社の報告書には「結構筋力使うんです。トイレ掃除は男の仕事!?」とのタイトルが。

 さぁて、「飛沫(ひまつ)の始末」か「男の沽券」か。


転載ここまで。

私はもう、ショックで立ち直れそうにありません。


 松下電工の昨年の調査では「座ってしている」男性は49%。一九九九年(15%)から八年間で三・三倍に急増し、「たまに座って」も13%いた。


なんと、まあ、上のデータを信じると、今、日本では立ちション派がかろうじて多数派を占めているものの、時間の問題で少数派に転落してしまうというもう文化的にとんでもない危機的な状態にあるわけです。というか、この時点ですでに逆転がすんでしまっているのかもしれない。さらに、


(保育園児が)自宅で座ってしているのか、園で立ってするときもズボンとパンツを下げないとできない子がいる。


と、すでに、コドモが立ちションの仕方を知らないというホントに、男の根源的な文化がもう日本の有史以来の危機的な状況にあるのです。なのに、国民的な議論もなく、こんな記事一つで古の過去から続いてきた男の文化がなくなりつつあるのです!これは声を大にして言いますが、大変なことであります!!


私としては、この危機的な状況にすでに7年前に警鐘を鳴らしました。だけど、こんなマイナーなページ誰も読んでいないのよねん。にも拘らず、今、こうして立ちション派が日本から減っていることに心からの危機感を覚えるわけです。

さあ、日本の男性諸君!今こそ立ち上がれ!立ちあがって堂々とおしっこをするのだ!

…え?私ですか?ええと、私は、日本に住んでいないので例外ということで、ええと、あの、その、ご了承をいただきたく…ごにょごにょごにょ。




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