なべて世はこともなし
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2008年03月14日(金) Because of ...

Leonard Cohenが20年ぶりにダブリンにやってくる。


…ってか、まだ、コンサートやってたの?


私、この日記に何度となく書いてきたようにLeonard Cohenの大ファンであります。なのに、こんなことを書くのは不謹慎極まりないですが、60年代から活動を続けている…言い換えれば私が生まれる前から活躍しているCohenおじさんは、御年73歳。まあ、ありていに言って、もうライブは無理だろうと勝手に思い込んでいたのです。


だってさ、73歳のおじいちゃんなんて電車の中で見かけたら、間違いなく席を譲るべき人でっせ。そりゃ、日常活動とかには問題ないと思うけどさ、でも、3時間ものライブを、しかもツアーでやるだけの体力がホントにあるんだろうか。しかも、ちょっと前にYoutubeで見たCohenおじさん、一曲歌うのが精一杯といった趣(このリンクは、以前に読者さんからいただきました。ありがとうございます)。それなのに、ワールドツアーをやるってのはいったいどーなってんだろ?


とにもかくにも、仮にカナダに足を運ぶことになってでも一度は見てみたい夢のライブだったのですが、上に書いたような理由で、もうCohenおじさんのライブに行くことは叶わないだろうな…と半ば諦めてました。そこに飛び込んできたのがダブリンで野外コンサートをやるという情報。こりゃ、大変だ!と慌ててチェック。


チェックした時点ではチケットは発売前。それはいいんだけど、チケットが一枚88.5-115ユーロ(14000円-18000円)(しかも一枚6ユーロ(950円)ちょっとの手数料別途!)のってのはあんまりじゃないかい。野外ライブで。一瞬二の足を踏んだのだが、それでも、仮にカナダに行ってでも見たかったライブ、しかも、もう二度と行われることはなかっただろうというライブ、Cohenおじさんのほうがダブリンにまで来てくれるというんだから、いくらチケットが一枚2万円近くしようとも行かないテはないですよね。


というわけで、発売日となった金曜日の朝9時前から仕事などそっちのけで仕事もちゃんとしつつ待機。9時になると同時に予約!「開店ダッシュ」のおかげか、あっという間にチケット予約に成功。5-6000人は入れそうな場所で、前から25列目、中央ってな席は決して悪くないと思う。


で、そのあと、ちょっと試しに別のチケットを買おうとすると…画面上に15分待ちとかいう表示が出る。で、仕事をしながらしばらく眺めていたのだが、15分後に出てきた表示は


売り切れ。


…って発売から数分で売り切れかよ。信じらんねえ。Cohenおじさんはそんなに有名人だったのか?


ただ、Ticketmasterのほうがある意味一枚上手でして、実は発売10分後の9時10分より翌日曜日の追加公演のチケットを発売開始。こちらのほうは…といえば、この日の午後3時くらいまで予約が出来た模様。それにしても御年74歳で12,000枚のチケットを6時間で売り切ってしまうとは…恐れ入りました。


ちなみに、過去の法則からいくと、しばらくするとTicketmasterは何らかの理由でキャンセルになったチケットなどを売りに出すようです。もし、行きたい人がいれば諦めずに挑戦していればまだ何とか席は確保できるのではないかと。


ひでかすによると、今朝、町のTicketmasterの前には結構な行列が出来ていたそうな…じいさんたちの。それを聞いてインターネット環境がある人ない人、あるいはインターネットを使える人使えない人の格差ってのを痛感しました。


一部のファンが朝早くから並んでいたのに、その人たちの店頭での順番が来る頃にはインターネット経由で席がほとんど売れてなくなっていたという。たった今だって、明日乗るヒコーキのチェックインをしたんだけど、例によって年で一二を争う忙しい日に、ネット上で一番いい席を確保して、明日はそのまま搭乗手続きの長い列を無視して保安検査場へ(某Ryanairと違って、ルフトハンザは国籍にかかわらずオンラインチェックインが出来るらしい)。インターネットを使えていない人というのは、おそらく多分に損をしているのではないかと思います。


あ、明日から10日ほどイースター休暇です。ノートパソコン持参ですので何気に通常通り更新します。


ともあれ、6月が楽しみです。きっとすごいライブなんだろうなあ。ろうそくも消える前に一番激しく燃えるし。そんな不謹慎な冗談はともかく、きっと最初で最後になるんだろうなあとか感傷に早くもふけってます。




どなたかライブに行かれる方は?いらっしゃれば、こちらへ(掲示板へのリンクです)。…たぶんいないだろうなあ。




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