なべて世はこともなし
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2007年11月27日(火) 家にビバークする人、超越予防接種…なんなんだ?

私の友人が「1週間うちに泊めてくれ」というのでお泊めすることにしました。実は、前日の日記でKY氏として登場した人こそがその友人。本人もこの日記を読んでいるので下手なことは書けないのですが、私も舌を巻くような博学(って私は浅学の徒ですけど)で、ものの見方も私とは違うことも多く話していてとても刺激になる人です。話して飽きない彼のこと、一週間くらい喜んでお泊めしましょう。と、ホントに嬉々としてうちに泊めさせていただくことに。


ところが、新しいアパートには前の家にあったような「書斎」がない。この部屋、「書斎」としてスタートしたのに、いつの間にか「コンピュータ室」になり、しまいにゃ「物置」に格下げになったのですが、ともあれ、この部屋があったおかげで、人を泊めるのが楽だった。しかしながら、今度のアパートはそういう予備室が存在しないのです。自分のベッドを使わせてあげるような広い心のない私、その博学のKY氏をリビングルームにお泊めすることに。


KY氏がうちに来て数日後。会社から徒歩5分もかけて家に帰ってきて、リビングルームに入って…私は絶句しました。






リ、リビングルームにテントが設営されてる。


そう、KY氏、どこからともなくテントを持ってきて、リビングルームに設営してしまったのです。


…なんで私の友達はひでかすを筆頭に変な奴ばっかなんだ?そりゃお前が変だから「類が友を呼んでいる」だろ?


ちゅうかさ、





…なんだか中はものすごく居心地がよさそうなんですけど…。





話は突然変わるのですが、会社の総務から突然メールが来ました。


「会社でインフルエンザの予防接種をするよん。費用は会社持ち。希望者は返信のこと」


突然の思いつきなのか、アイルランドの会社に勤めて7年だか経ちますけど、初めての経験です。ちなみに私、自腹を切って毎年予防接種を受けているのでこりゃ渡りに船です。さっそく申し込みました。すると、「時間割」がメールで回ってきまして、15分に一人の割で時間割が組まれていました。…って予防接種一人につき15分もかかるのか?よほど問診とかていねいにやるつもりなんだろうな。いいことだ。


で、数日前の朝。かなりパニくりながら仕事をしてると、目の前を颯爽と駆け抜けて行く女性三人。大きめのショルダーバックをもった三人、なんだか輝いてます。あ、看護婦さんだ。


看護婦さん萌えー


…白衣を着ていたわけでもないのに、看護婦さんってのはやっぱ違います。男はみんな看護婦さんが大好きです(当社調べ)。というわけで、自分の予約の時間を待って看護婦さんの待つ会議室へ直行。手には、サインをした承諾書。この承諾書、予防接種の効果と問題点が書かれてまして、それに同意したという内容。別に、問診票のようなものではなかったです。


会議室の前には数人の人が待っており、実は、予約時間は関係ないとのこと。…何のためにあんな予約時間を書いたメールをまわしたんだ…とか怒っていてはこの国では生きていけません。とりあえず数分待つと順番がやってきました。


看護婦さん:「はい。そこ座って。Snigelさんね。はい、腕まくって」


ぶすっ。


看護婦さん:「はいおつかれー。次の方ー」


はい?


その所要時間わずか数秒。フツーさ、「今日の体調はどうですか」(ちょっと風邪気味)とか「朝ごはんはちゃんと食べてきましたか?」(んなもん食わん)とか聞くもんじゃないのか?


わかった、百歩譲って、そういう問診票は端折ったとしよう。だけど、あんたら、ひとつ外しちゃいけないことを外してしまったよ。


フツー、注射する前にアルコールで消毒するだろ?


お父さん、お母さん、ボクはアイルランドで強い子になりました。たとえ注射の前に消毒をされなくても大丈夫です。


それともう一つ。一瞬でも看護婦さんに萌えた私はやっぱり私はモノの本質を見抜けないアホタレでした。


…と二種類のオチを用意したけど、実はもう一つオチがある。翌日、会社に移動献血車がやってきた。いつも協力する私も今回は無理でした。理由は簡単、予防接種後48時間は献血できませんから。


もう少し、計画ってものを立てられないんですかね。





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