なべて世はこともなし
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2007年12月03日(月) アパートに仕掛けられた罠…ちゅうか構造欠陥について糾弾する

今のアパート、地下に駐車場がついてます。どうも苦手ですね。こういう柱と柱に囲まれたところに駐車するの(自分の運転が下手であることを告白しているようなものですが)。ただ、地下駐車場ということは、雨が降ろうと風が吹こうと車は汚れないということになります。というわけで、引っ越しの当日、大枚10ユーロを払って前の家の近所の洗車場へ行き車を洗ってもらいました。


で、数日後、車に乗ろうとして気がついた。


フロントグラスとボンネットがミョーに汚れている。


車を降りるときに気をつけて見てみると、ボンネットとフロントグラス以外は洗車したての状態のまま。つまり、車の前半分だけひどく汚れているわけ。なんじゃこりゃ。


しばらく首をひねっていたのだが、原因は数日後に気がついた。はい、以下の写真をご覧ください。



(自分の部屋のバルコニーから下を見下ろした図)



(地下駐車場から上を見上げた図)


おそらく、解説なしでは意味不明な写真ですね。最初の写真は私の部屋のバルコニーの床を撮ったもの。で、下の写真は、駐車場の私の車の真上の天井を撮ったもの。


部屋にバルコニーがあり、Wicklow Mountainsが遠望できるというのは慶賀に堪えないのですが、よくよく見ると、このバルコニー、床の木と木の間に隙間が開いてます。で、その隙間は地下の駐車場までまっすぐ続いてます。高所恐怖症の人にはちょっと辛いかも…とも思えます。


で、ふたつめの写真、明かりとりのつもりなのか、後進駐車で停めた場合、ちょうどボンネットとフロントグラスに当たる位置に穴が開いているのです。で、この明かりとりの穴の真上に私の部屋のバルコニーがあるのです。


何が言いたいかもうお分かりですね。そう、雨が降ると、ビルの外壁やバルコニーの汚れが一気に私の車を襲うように仕掛けてあったのです。


そりゃ私の車もう年式も古いもんですよ。だけど、せっかく洗車したのに雨が降るたびにビルの外壁の汚れを背負うというのはあまり気分のいいもんじゃありません。というわけで、車を停めるときは、無理やり目いっぱい後ろの壁にくっつけて停めるようにしてます。でもさ、これって、どっかの元建築士を呼ばずとも構造欠陥というやつじゃないのか?


で、構造欠陥はこれでは終わらない。





こちら、数週間前の日記でも取り上げたボイラー室です。ちょっと引いてみるとこんな感じでバスルームからドアーでつながっているのです。で、ボイラー室はわりかし広めなので、中に入ってかくれんぼもできます(30過ぎたオッサンがそんなことをするかどうかは大いに疑問ですが)。それがどうしたという方、これ、見てくださいよ。





ボイラー室の内側にドアノブがついてない。で、そのドアーは勝手に閉まるときたもんだ。


つまり、ですよ。何らかの理由でボイラー室に入り、ドアーが勝手に閉まったら、もう、出られないという罠。しかも、ドアーに体当たりできるほどボイラー室は広くないし、おそらく叫んでも隣には聞こえない。これで、一人暮らしだったりとか、同居人が不在だったりしたら、ホントにシャレにならない状況になりかねない。アイルランドの冬場だったら、匂っても来ないんじゃあないだろうか。自分の部屋のバスルームの中に、そんな恐怖の小部屋があると思うとちょっと怖いです。





慌ててドアストライクをティッシュで埋めました。


それにしてもさ、人が入るスペースがある場所にドアノブをつけないってのはどーゆー了見なんだ?どっか抜けている…とか書くと怒られるのかな。




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