なべて世はこともなし
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2006年09月11日(月) ダブリン家がある!シリーズ3その(2)

1996年に私はEastwallで家のシェアをしました。未だに値段を良く覚えています。月450アイリッシュプント。ユーロにして571ユーロ(今のレートで)日本円にして85,000円。2ベッドルームの新築で悪くなかったです。


あれから10年。この家の家賃、今、いくらだと思います?


1,200ユーロ。日本円にして18万円!!!!!


信じられますか。10年間で家賃が二倍。羽毛布団の羽毛の話じゃないです。家賃の話です。アイルランドのこの10年の異常な経済成長(バブルともいう)を端的に表していると思います。


ダブリンで家探しをするときに参考になるサイトはdaft.ieというサイト。ここで、希望地区やら希望家賃やらを入れるとその条件にあった部屋が出てきます。で、ひでかすと2bedrooms apartmentまたはhouseを探しているのですが、なかなか条件に合うものがない。


その条件とは…


家賃は月に1,200ユーロ以内であること(高えよ)
ダブリンの北で、空港よりあまり遠くない場所であること(二人とも空港に行くことが多いため)
できればアパートではなく一戸建て(限りなく無理)
できればトイレは二ヵ所(トイレが一ヵ所しかない今の家でとことん嫌気がさしている)



で、本日、最初の内見に行ってきました。Santryの新築の2bedroomsアパートが月1,200ユーロなり。





空港に程近いCrowne Plaza Hotel。このホテルの存在は知ってましたが、大通りからこのホテルに入ってきたの初めて。どしゃ降りの雨の中を進みます。


うおっ。





なんとまあ、数百軒は余裕であると思われるアパート群がこんなとこに隠されていました。


で、更に進むと…





まだまだアパートが春先の竹薮のタケノコのように増殖中。一体何軒建ててるんだ?…ちゅうか、ここは高島平か?


で、中はといえば、…非常にいい。広いし、主寝室はシャワー・トイレが中についている。リビングも実に広いしキッチンもちゃんとガスコンロ。冷蔵庫もでかいし、とてもいい。気に入った。


ところが、ひでかすがダメ出しをするのだ。その理由としては、まず、アパートの1階(Ground Floor)は嫌だと。確かに道行く人から家を見られるのは嫌だというのはわかる。そして、最大の駄目出しの理由としては、13番のバスで毎日通勤するのは嫌だという。ごもっとも。Ballymunのクソガキどもといっしょにバスに乗りたくなんかないわな。


なんてSnigelはBallymunの住人に対してひどいことを言うんだ!とお怒りの方、どうぞ13番のバスに一度乗ってみてください。二階席でタバコのみならずマリファナまで吸うわ、席は壊すわと傍若無人の限りを尽くす連中を見ていたら、彼らを擁護する気などなくなるはずです。


というわけで、私としては後ろ髪を引かれつつも却下。もっとも、この高島平には相当数の空き部屋があり、ここが駄目でも他があるんだけどね。


で、翌日(って今日なんだけど)、私は完全にキレるのだが、それは明日に続く。




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