なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2006年09月09日(土) |
ダブリン家がある!シリーズ3その(1) |
かくして、48時間35分プラス1時間のバルセロナ旅行を終えて、夜中の一時過ぎにうちに帰ってきた私。翌朝は6時半には起きなければいけないので、あまり寝ている時間がない。
とりあえず、寝酒でもと思い(まだ飲むんかい)台所に行ってみると…
な、なんじゃこりゃー
写真を撮らなかったのが悔やまれるのですが、台所はまるで爆撃のあと。テーブルの天板は全く見えないほど書類等が散乱。椅子という椅子にはジャケットなどがかけてある。キッチンボードの上には使って洗っていない皿に調味料類が散乱。流し台からは鍋が溢れており、挙げ句の果てにはごみ箱からゴミまで溢れている。
ぶちっ。
去年につづき、私の脳みその中で夜中の1時過ぎに何かがキレた音がした。
よくよく見ると、Reception Room(リビングルームとは別に、ソファーとダイニングテーブルがおかれた予備室。共用の部屋なのだが、実は、私の本と酒の倉庫になっている)にはマットレスが敷かれており、どうやら誰かが居たもよう。
翌日の夕方、私が寝不足で疲れ果てて会社から帰ってくると、台所は相変わらずのまま。とても料理をしたり物を食べたりする状況にない。だいたい、ごみ箱からゴミが溢れていてその存在を無視するってどういう了見なんだ。放っておいたら誰かがやると思っているのか?
…やりましたよ。私が。ぶつぶつ文句を言いながら。
掃除が終わり、夕飯を作りはじめた頃にひでかすが帰ってきまして、ひでかすに文句を言うと…
ひでかす:「(ドイツ人の女性のフラットメイト=仮名を考えるのがめんどくさい)が友人二人を泊めていて、ああなった。わざと片づけなかったらあそこまでヒサンな状況になった。ちなみに、あのバカは友人を連れてくるなんてひとことも言ってない」
ふむ。容疑者の割り出しに成功。で、その日の夜遅くにその「バカ」が帰ってきたときに文句を言うと
「え?私、知らないわよ」
…怒る気力が一気に失せました。言うだけ無駄。
ちなみに私、決してきれい好きなんかじゃあありません。どっちかというとズボラです。だけど、台所とバスルームが汚いのはガマンできないのです。共同生活をしている以上、やっぱり最低限守らなければいけないことってあるはずで、ところが、うちの住人たちにはそういう感覚が欠如している模様。
うちにはひでかすと上に書いたドイツ人女性と、君の瞳は星だらけのフランス人Fabian(仮名)の男との4人の共同生活です。こちらフランス人にも私、数週間前にキレまして。
この家ではブロードバンドの回線を4人で分けてまして。フツーに使っているぶんには仮に4人全員がインターネットを使ってもまあまあの速度で使えます。少なくとも、自分のホムペをアップして、それからどっかのホムペを閲覧するくらいのことは何の問題もなくできます。
ところが!ある日突然にインターネットの接続スピードががた落ちしたのです。電話回線のほうが早いんじゃないかってレベルにまで。自分のコンピュータをいろいろ調べました。設定をやり直しました。だけど状況は改善されず。
原因は意外なところでした。Fabianのアホが、ネット上でのファイル交換をはじめやがって、そのおかげで、他の人がインターネット使用不能になっていたのです。
何を交換してたのかは知らないが、即座に使用禁止例をだしました。
それだけが理由じゃないのですが、2年ほど一緒に住んだ彼、出て行くことになりました(駅に近い家がいいとか、何とか言ってたけど話を聞いてなかった)。さらに、この一年住んだドイツ人もドイツに帰るということでいなくなることに。
かくして、2人新しいフラットメイトを探さねばならないのですが、2人探すのが難しいだろうと考えはじめたのです。うち、場所も閑静な住宅街で街までバスで15分とかなりいい状況で、かつ、家も他に比べると悪くないと思うのですが、致命的な問題として、バス・トイレがひとつしかないんですよね。4部屋ある家にバストイレひとつというのは致命的な欠陥です。
その上、日々のこれらのストレスに嫌気が差しまして、ひでかすと二人で決めました。
この際2ベッドルームの家を借り直そう。
ちなみに私の視点から同居人としてのひでかす、悪くないんですよ。掃除はしない代わりに汚さない...という点で一貫して私に協力的ですので(それ以上のことは望んでいないらしい)。
かくして、ダブリン家がない、ダブリン家があるシリーズに続きまして、また、家探しのシリーズが始まります。来週に乞うご期待。
ところで、今、日曜日の朝の10時なのですが、台所からポップコーンの強烈な匂いが二階の私の部屋まで届いております。犯人はドイツ人…朝の10時に大音量でテレビを点けてポップコーンを食うその了見をまず疑いますが、それはまあ個人の自由。だけど料理をするときくらい台所のドアを閉めろ!と言いたい。
こういう細かいことが重なってとことんハウスシェアに嫌気がさしています。完全に潮時です。もう家はシェアしたくありませんし、しません。
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