なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
忙しくて更新ができてません。ちゅうか、今日が12月に入って初の会社以外のどこにも出かけない日…となりました。昔は毎日の生活がこうでしたが、就職をしてから出かける回数が一気に減り、車を買って以来ほとんど出かけません。ま、おかげでこうして日記の更新ができるわけで。 行き先がSanta Clausと書いてあるところを撮りたかったのに、うまく撮れてない。以下、せっかく最新式のの高性能カメラを買ったのに使いこなしてないトホホ写真が続きます。 日本の鉄ヲタ(鉄道オタク)が見たら卒倒するんじゃないかという強烈なデザインのSLの前面に描かれたサンタの顔。「サンタSL」に乗ってきたのです。 ダブリン市内でSLを見かけたことはありませんか?私は数回、Liffey川の陸橋を渡るSLを見て、「なんじゃこりゃ?」と思ったことがあります。実は、有志(別名オタク)によりSLの保存活動、運行が行われていて、そこがたまに乗客を募っているんだそうな。興味のある方は、The Railway Preservation Society of Ireland(RPSI)のページへ。このページ、英語なんだけど、トップページに自動翻訳機能がついていて、瞬時に日本語に変換してくれます。ただし… アイルランドの蒸気を静脈に注射するのを助けるあなたのための容易な方法 …まったく意味不明です。例え英語に自信がない人でも英語で見る方がはるかに内容を理解できそうです。 ともあれ、ここの会員さんが知り合いにいて、チケットを融通してもらったのです。 本日の、"Non-Stop to Santa Claus"(私が言ったんじゃなくてそう電光掲示板に表示されてた)は市内Pearce駅からダブリンから西に30キロほど離れたMaynoothまでの往復。 で、乗りました。8両編成の列車はなんだか統一性がなくてんでばらばら。私が乗ったこの車両、サンタさんがサービス精神丸出しで手を振っているのはともかく… …今でもアイルランドで現役で走ってませんか? その筋の人(後から話に出てきます)に聞いたところ、一部現役で走っている車両だそうです。 車内の様子。 …にわかクリスマスソングのバンド(と呼べるかどうか)がやってくるわ、家族サービスの親などで大賑わい。 上の写真、良く見るとビールを持った 中には本格的なパブまであります(この辺がアイルランドともいえる)。かくして、私たちも 車窓から機関車の吐き出す煙を眺めながら、 ギネスをいただきます。 1時間もかからずにMaynoothに到着。ここで、機関車は切り離されて、列車の最後部に再結合。つまり、SLは逆向きに走ることになります。そんなことができるということすら知らなかった私。恥ずかしい話ですが、この日までSLはたまに駅で見るターンテーブルを使って方向転換するものだと思いこんでました。ところが、そのターンテーブルは、アイルランドにはConnolly駅とRosslare Harbour駅にしかないそうな。つまり、機関車は前にも後ろにも進めるということです。 ほとんど煙幕のような煙を吐き機関車が去っていったと思いきや すぐに逆向きで戻ってきました。運転手さんは体を乗り出して前方を見るそうな。それじゃあ前が良く見えないんじゃないかと思いきや、運転手さんの目の前にある小窓などのおかげで視界は良好だそうな。 …さっきから、「だそうな」を連発してますが、実はこの機関車が方向転換する様を反対側のホームからじっと眺めていたら、関係者と思われるオレンジ色のジャケットを着たじい様から話しかけられまして、その人にいろいろ話を伺ったのです。あとで聞いたとこによると、RPSIのえらいじいさんだったそうな。SLを生で初めて見た私の素朴な疑問にいろいろ答えてくれました。 そして、さらに小1時間かけてPearce駅に戻ってきました。 ちなみに10・11・17日にもこのサンタSLはダブリン=Maynooth間を走るそうです。ただし、乗車券は完全に売り切れとのこと。乗りたいと思った方、残念でした。 え?オチ?関西人じゃないので毎回は考えられましぇん。明日は朝4時に起きてロンドンなので寝ます。
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