なべて世はこともなし
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2005年11月15日(火) 目からウロコのドンマイ

紀宮さまと黒田さんが結婚されたとのニュース。はい。結婚はおめでたいことです。で、それ自体は別にこの日記で書くようなことでもないのですが、このニュースを読んで、目からウロコが落ちました。


ドンマイ


コドモのときからこの言葉の意味を知っていて、たまに使ったような記憶がありますが、この言葉が、don't mindだとはこの記事を読むまでぜーんぜん気がつきませんでした。言われて見りゃそうだけど、英語から来てる言葉とは気がつかなかったなあ。


大丈夫なのか?指さし作者。


言い訳をさせてもらうと、アイルランドではどちらかと言うとdon't mindじゃなくて、never mindという気がします。ゆえに、ドンマイではなく、ネバマイならさすがの私も気がついていた…と…思う。でもさ、少年野球のコドモが「ドンマイ」なんて言ってるけど(少なくともわしの時代は言ってたんだい)果たしてどれだけの人が意味をわかって言ってるやら。


まあ、そんなことはドンマイで、本題に入りましょう。


ただいま、うちの会社の部の主任さん職に空きが出まして、主任さんを公募してます。以前、私のとこにお鉢が回ってきかけて断ったとこでして、今回は公募。野心ある同僚数名がすでに応募したらしいです。私は…応募しません。


今のマネージメントは完全におかしくて間違ってると思います。ところが、それをおおっぴらに批判できる雰囲気ではないのです。で、この主任さんになるにはマネージメントのありがたいお言葉を下々にあまねく伝えるということが重要な任務になるわけですな。きれいごと以外の何物でもないですが、自分が間違ってると思うことを人に押しつけるなんてできませんから、主任さんになどなれません。


しかも、以前にお鉢が回ってきたときとはマネージメント連中が完全に入れ替わってまして、仮に私が応募しても間違いなく主任さんにはなれません。勤続年数とか経験から言えば私がなるのが一番自然という気がするのですが。これは、ドイツ人の同僚がいみじくも言ってたこと。


「私より経験の浅い彼女のほうが主任さんになる可能性が高いわね。だって、彼女、アイリッシュだもん」


うーん、残念ながら彼女は正しい。最近は昇進できるのはみんなアイリッシュだけになったもんなあ。証拠はないけど、上がそういう方針であることを強く感じる。


そろそろこの会社も潮時な気がするけど、なかなか別のいい仕事も見つからない。たぶん、このままで年を越しそうな雰囲気です。


そうそう、9月5日の日記に書いた「各国の伝統料理を持参して昼食会を開く」というトホホ企画、ほんとうにやりやがったんですよ。このアホアホ会社。「毎月」でなく「単発イベント」としてですが。


言い出しっぺのスーパーアホバイザーは当然、この企画を別の平社員に丸投げ。この結構仲のいいヒラ社員が私のとこに泣きついてきまして、「お願いだから何か日本食を作って」と言ってくる。で、調べたら、戸棚の中に賞味期限が2年切れたフリーズドライ赤飯があったので、それをおにぎりにして持って行った。自分で言うとなんだけど、塩味が効いてておいしかった。賞味期限は2年切れてたけど。


でもねえ、全然売れなかったですね。不人気。ほとんど売れ残ったので冷凍してうちのガレージにあるしたいも保存できる巨大冷凍庫に放り込みました。うーん、赤飯って確かに色も毒々しい気がするし、こっちの人にとっては気味悪いたべものなんですかねえ。ま、義理は果たしたし、しばらくご飯を炊かなくていいので異論はありませんけど。




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