なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2005年11月13日(日) |
ドイツの国鉄から更新 |
注:オチもくそもないだらだら日記です。
さてふたたびドイツ国鉄の車内からの更新です。今日乗っている列車はドイツの誇る新幹線ICEではなくIC(InterCity)です。で、旧型だからかなんだか知りませんが、コンピュータ用の電源コンセントがない。さあ電源がなくなるか、更新が終わるかどっちが先か。
今日の車内はっきり言って最悪です。まさかICまで混んでないだろうという予測の甘さで予約なしで乗ってみたら見事にゲロ込み。ようやく見つかった席は喫煙席。この列車、一両ごとに禁煙席と喫煙席に分けられているらしく、薄い壁の向こうは禁煙席。仕方ないから乗ってますが、煙たい。
この日記の長い読者さんならご存知でしょうが、私は別に嫌煙派の人間じゃあありません。むしろ、吸いたかったらどうぞ吸ってちょうだいといういわば容認派です。というか容認派でした。…ところが、慣れというのは怖いもの。アイルランドで煙のない生活を一年以上していると、煙がないのが当たり前に思えてくるから不思議です。考えてみれば、たった一年半前まで、パブなどで当たり前にタバコがすえていたのに、公共の場での禁煙が実施されて、この短い間に私の考えが根本から変わったというのは素朴に驚きです。とはいえ、逆に今度喫煙が公共の場で認められることになったときにそれを認めることができるかどうかは疑問ですが。
現在のところ、ドイツは日本同様愛煙家にとっては肩身は狭くなってきたとはいえ、まだまだマシです。タバコは一箱5ユーロ程度とアイルランドよりはるかに安い。値段だけじゃあない。パブでもタバコは吸えるし、昨日行ったレストランでも隣の席でタバコを何気なく吸っていた(この時もちょっとした違和感を覚えたことは事実)。駅も未だに喫煙エリアがあるし、列車も今書いたとおり喫煙席がある。言ってみれば、未だに喫煙者に対し人権が認められた国といえそうです。
ほんで時間は飛んでただいまエアリンガスの機内。オーバーブックされていたせいでか、機材が変更されてます。おかげで隣に誰もいないのがいい。が、しかし、いつものことながら、品のないアホな一部のアイリッシュが私の席の後ろで大騒ぎしてます。窓が開くならつまみ出したい気分。まあ、乗ったときからずーっと騒ぎっぱなし…だったのですが、乱気流のせいでヒコーキが揺れ始めた瞬間に借りてきた猫のように静かになりました。
で、今回のフライトオーバーブッキングをしていることはわかっていたので興味本位で、もし乗れないときはどうなるか調べてみました。EUの規則によると、オーバーブッキングで予約されたヒコーキに乗れずに2時間以上の遅れが出る場合は、航空会社は150ユーロのコンペンセーション(日本語でなんていうの?「免責金」「お詫び金」?)プラス、必要ならホテル代・食事代、および、通信費をなど払わなきゃいけないんだそうな(注:飛ぶ距離などによって違うそうな)。
まあ、150ユーロしか払われずに、デュッセルドルフに一泊して明日会社に遅刻して…なんてまったく割に合わないのですが、よく読むとこんなことを書いてました。
「コンペンセーションはチケット代を超える必要はない」
…ってことは私の場合、万が一にオーバーブッキングで乗れなかったら、5ユーロしか払ってない私は5ユーロのコンペンセーションしかもらえないわけですか。仮に、ホテル代が出たとしても5ユーロですよ。5ユーロ。
…冗談じゃあないわ。
何せ、自分が予約した客の中で一番最低限の運賃しか払ってない自信があるので(どういう自信やねん)、いの一番にほっぽり出されるのは自分という自信があったので、ほんの少しだけ不安でしたが、フタを開けてみると機材変更というわけですが。まあ、エアリンガスさんのこと、まさか5ユーロのコンペンセーションでことを済ませようとしていたとは思いませんが、Ryanairならやりかねんな…と密かに思った次第。
電池がなくなってきたので今日の更新はここまで。明日からまたフツーどおり仕事だと思うと死ぬほど欝です。
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