なべて世はこともなし
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2004年06月01日(火) Save Leitrim!(アイルランド版町村合併)

最近、日本ではやたらと市町村合併が行われているそうで。政府が「平成の大合併」と称して全国の市町村を1000まで減らそうとしてるとかしてないとか。この動きは私の地元のQ州にも当然及んでまして、来年あたりに実家に行ったら自治体の名前が変わっていることが多分に考えられます。


で、アイルランドにも合併の憂き目に遭うのではないか…という郡(county)があります。北西部のLeitrim(リートリム)と呼ばれるスライゴに程近い郡がそう。実際ここ、イナカなんですよ。中心となる町はCarrick-on-Shannon(キャリックオンシャノン)という町で人口はわずか2000人(日本で言えば村ですな)。それ以外にあるのは「集落」とでも呼ぶべきところでして、郡全体の人口もわずか2万5千人程度。


ここがどれだけのイナカかをあらわす新聞記事が数日前のIrish Independentに載ってまして。ひとりで私は吹き出してしまいました。




タブロイド版の半ページを使ったこの記事の内容をひとことで書くと


「アイルランドで最小の郡Leitrimの郡都Carrick-on-Shannonに郡初の信号機が設置されてそれが交通渋滞を引き起こしている」


というもの。


アイルランドの「イナカ」と呼ばれる地域がいかにイナカかをあらわすいい例ではないかと。信じられます?信号すらひとつもなかった郡。そういえば私の地元O分県に姫島村という離れ小島の村があるのですが、やっぱりここも人口が2000人強(一説によれば2800人程度)で、この島には信号機がたったひとつしかないとか。ただ、信号機の設置の理由が「本来、交通量の少ない姫島ではあまり必要がないのですが、島を出た子どもが困らないように
交通ルールの教育のために設置」だそうでして(参考サイト)。うーん、この調子だと、Leitrimがなくなる日も近いかも。

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