なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年09月09日(火) |
East Midlandとはこれいずこ?(前編) |
週末、Englandに行ってきました。と言うと、Londonにでも行ってきたのかと思われるでしょうが、人智を超越したアホタレの私はEast Midlandへ行ってきました。
East Midlandという町は存在しません。空港の名前です。この空港がまさにMiddle of Nowhereにある空港でして、近くにこれといって大きな町はありません。強いて言えばNottinghamやDerbyに近い…らしいのですが、いずれにせよ私には馴染みのない地名です。ゆえに読者さんにも馴染みのない地名だと勝手に決めつけます。
なんでこんなところに行く気になったかというと…単純。
航空券が安かった。
…それ、だけ、です。純粋に。
何気なく登録したBritish Midland Babyのニュースレター。忘れた頃にやってくるのですが、7月に来たメールはなかなか強烈。
No kidding! Over 250000 Seats Given Free!
すでにRyanairがやっているので確かにあまり驚かないのですが、考えてみると異常事態です。タダですよ。タダ。なんでこんなことをするのか私には分かりません。確かに税金は払います。が、税金は航空会社の取り分にはならないわけで。確かにこうやって私がホムペに書くことで宣伝効果はあるでしょうが、それにしてもタダというのは…。かくして
タダ
という甘い文句に躍らされた私は二人分の航空券を購入。なぜ二人分かというと、
ひでかす強制参加。
彼の都合も聞かずにチケットを買ったのでした。
この日記の昔からの読者さんなら御存知かもしれませんが、Manchester近郊に、うちの元住人でかつ私がくっつけてしまったというカップルのマークちゃんとKさんという人が住んでいます。で、地図で見たところ彼らが最近買った家までこのEast Midlandからおおよそ5-60キロ程度。あ、これなら遊びに行けるなあと思ったのがこのチケット購入の決定的な理由なのですが。
ただ、この場合Recklessという言葉がぴったしでして。何せ「その先」を考えていなかった。
例えばこんな話。
私の同僚の友人(つまり又聞きの話ですね)の野郎共約10名。結婚前のStag Party(結婚前に新郎とその友人の男のみで行う乱痴気騒ぎパーティ)をAmsterdamでやることにしたそうな。彼らがAmsterdamで何をしたかはあまり考えないことにして話を進めますが、ともあれ、この中のひとりがチケット購入係を買って出た。
で、エアリンガスのAmsterdam行きなどをいろいろ調べたがチケットが高い。うーん、どうしようかと思っていたところにやってきたRyanairのセール。なんとBrussels(近郊の訳のわからん空港)まで何と税抜き片道5ユーロ。地図で見る限りBrusselsからAmsterdamまでそんなに遠くなさそうだ。
で、彼は何も考えずにBrusselsまでの航空券を10枚買ったそうな。で、BrusselsからAmsterdamまでの地上の交通はまあ「電車のチケットをその場で買えばいいべ」と放置(この辺がアイリッシュというツッコミも出来ますが)。で、これが間違いの始まり。
でStag Partyということもあり、ダブリン空港で、そして機内で(有料ながら)しこたま飲んですっかり出来上がってたどり着いたBrussels郊外の空港。ここから航空券とほとんど値段の変わらないRyanairのバスに乗ってBrussels市内へ。ここで一同、真っ青になる事実に直面。
ベルギー国鉄。本日ストライキにつき運行してません。
しかし酒を飲んだときの勢いといのはある意味恐ろしいものです。一同
F**k Belgian Rail!!タクシーじゃタクシー!
…と、なんと10人でタクシーでAmsterdamまで向かったそうな。BrusselsからAmsterdamまで結構遠いです。今地図を見たところではダブリンからコークくらいはありそうです。そんな距離をタクシーで向かうというのはまあ…ある意味ご立派ですわな。数時間後無事にAmsterdamに到着。
…ひとり200ユーロかかったそうな。
翻って私の場合。この話を聞いた後、調べてみると困った事実がいろいろ出てくるのだが、長くなったので次回に続く。
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