なべて世はこともなし
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2003年07月20日(日) 電気の修理は男の仕事なんて言うつもりは毛頭ありません...が...

うちのドイツ人住人Samantha(仮名)が5日くらい前から文句を言い続けてる。


「部屋の電気がつかないわ」


で、だんだんその文句はエスカレートしてきまして


「電気が4日も点かないのにだれも直してくれないわ!」


だいたい電気の修理は男の仕事という発想こそ前世紀に忘れ去られた過去の遺物のような発想のような気がするのだが、彼女はそうは思わないらしい。どうやら私・もしくはひでかすが直すというのが彼女の中では当たり前だと思えるらしい。


で、状況を聞いてみると、部屋の天井の電灯は点くものの、壁のソケットから電源を取っているラジオやベッド脇の電灯が点かないという。そう、まっとうに考えればブレーカーが落っこちたわけですな。



アイルランドすべてがそうかは知らんが、うちのブレーカーは日本のそれと違って落っこちたブレーカーを指一本でぱちんと上げればいいというものではない。写真右の6つの球状のものそれぞれがヒューズになっていてそれを取り替えなくてはいけない。つまり部品がいる。ややこしいことにはヒューズの大きさはまちまちでして、6つのヒューズの大きさ実はひとつではなく数種類に分かれている。あーめんどくせー。


で、どのヒューズが飛んだかよくわからないので数種類のヒューズを買って、取り替えてみるものの直らない。


うーん、どうしたものかと思ったが、ヒューズが原因でないとなると文系学部卒の私にはお手上げ(関係ないか)。で、翌日、理系は電気学部卒のひでかすがヒューズを触りはじめた。ちなみに日曜日の朝の話で私は部屋で日記の更新をしておりました。彼がヒューズの交換をしてるなんてつゆ知らずに。


日記をそろそろ書き終わるかという段階になって突然切れるコンピューターの電源。そう、ひでかすが私の部屋のヒューズを外したわけ。


不注意なひでかすのケツを蹴っ飛ばすため私は階下へ。ひでかすとSamanthaは私が昨日したのと同じようにすべてのヒューズを交換してる。結果はやっぱりだめ。私はふっと気がついた。そういえばコンセントそのものにもヒューズがついてるからそれがぶっ飛んだ可能性もあるなあと。



かくしてSmanthaの部屋へ行きコンセントがどこにあるかと聞く。ベッドの向こうだそうな。でベッドをゆっくりどけると、唖然。


ひでかすを手招きで呼び、ひでかすにその様を見せる。で次の瞬間、ひでかすと私はSamanthaをSamanthaの枕でタコ殴りの刑に処す。


その唖然とした光景とはこれ。



コンセントが抜けている。


それだけ。



そりゃコンセントが抜けりゃあ電気も点かなきゃラジオも鳴らないわな。ま、この事実に昨日の時点で気がつかなかった私も十分アホタレですが。


で、Samanthaは私がこのホムペを持っているのを知ってるから、


Samantha:「また、これホムペのネタにするの?」
私:「ああ、そのテがあったか。毎日おおよそ200人の人が見に来てくれてる日記に載っけてあげるね」
(はあと)

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