なべて世はこともなし
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2003年07月15日(火) プチ愚客。彼女の意外な正体とは?

なんだかここ数日いい天気です…が、私あまり気分がよくありません。理由は簡単。




電話番。


あ、いちおう書いときますが、私はこの写真ような「スマートなビジネスマン」とは全く無縁の存在です。すなわち写真と私には一切カンケーはございません。


ともあれ、「電話の向こうはどんな顔」って大昔のコマーシャルにあったような気がしますがその通りです。電話を取るまで電話の向こうに誰がいるのか、男性か女性か、若い人か年配か、平社員か社長か、はたまた怒っているのかいないのかさっぱりわからない。電話、ともあれ嫌いです。


さてそんな中かかってきた電話。


私:「XX社でーす」
相手:「スーパーバイザーを出して!スーパーバイザーを!」
(怒)


電話の向こうは多分私よりちょっと年上の女性。マンガだったら彼女の上に


キーッ


という吹き出しがついていると思われる。ヒステリーというか怒っているというか。


私:「どういったご要件でしょう」
相手:「お金が払われてないのよ。お金が」
私:「失礼ですがお客様番号頂けますか」
相手:「12345よ」



キーボードをぱちぱち叩くと、…おお、確かにお金を払ってない


10ユーロほど。(しかも1000ユーロ中の10ユーロ)


私:「はあ、5月1日の請求書の10ユーロですね。これは契約上手数料としていただくようになってますが」
相手:「何言ってるのよ!今までちゃんと払ってきて、今回だけ払わないってあるの!話にならないわ。スーパーバイザーを出して!スーパーバイザーを」



話にならないも何も、何も話をしてないじゃないの。


私:「ええとですね、4月1日からお客様ご同意の上で契約が変わり、10ユーロの手数料にご同意頂いたはずですが」
相手:「そんなもの知らないわ!そんな書類見てないわよ!スーパーバイザーを出して!」



電話口ではさすがに言えなかったのでここで言わせていただきますが、スーパーバイザーコールにはそれなりの理由がいります。こっちに手落ちがあったとか、何かの行き違いがあったとか、要するに、お客さんの側に理がある(と思われる)時。ただ、「スーパーバイザーを出せ!」と言われてほいほいとスーパーバイザーにつなぐような使えない人間じゃあありません。


私:「理由なしでスーパーバイザーにはおつなぎできません」
相手:「何よ!私の手許にあるのは領収書。その領収書にはそんなこと書いてないわ」



当たり前でしょうが、どこのバカが領収書に契約書の内容全部コピーするんだよ。


私:「私領収書の話をしておりません。手数料の件は契約書に明記されております。お客様自信がサインされた契約書のコピーを今すぐファクスでお送りしますのでお受取になりそれでも納得できないようでしたら改めて私Snigelまでご連絡ください」


と言って電話を切る。


まあ、この程度のプチ愚客は割といます。こんな愚客にいちいちまともに付き合うつもりは毛頭ありません。が、この電話、私をして思い切り凹ませるに十分な内容だったのです。


電話の相手は私の前の会社のマネージャー


正確には同一人物じゃあありません。当時のマネージャーはとっくに転職してしまいましたので。その後がまの女性。


私はこんなアホタレマネージメントの下で3年も働いてきたかと思うと本気で凹みました。トホホ。

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