なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年05月20日(火) |
Snigel。キレる(その2) |
昨日の日記の続きです。
うちに帰ってエンジンを切り、試しにエンジンをかけると…全く問題なくエンジンがかかります。つまり、症状はたまに突然予告なく現れるというわけ。レッカーの兄ちゃんは
「動くんなら乗っていればいいじゃん。動かなくなったら迎えに行ってあげるよ」
…そんないい加減なことでいいのか?
とはいえ、やはり突然動かなくなるのは困ります。翌朝も問題なくエンジンはかかりましたが、どこで止まるか分からない。祈るような気持ちで会社に行きます。
問題なく会社に着いたので、会社から例のBallymunの修理工場に電話。
私:「…というわけで直ってないんだけど。当然タダで修理してくれるんでしょ?」
当たり前です。直ってないんだから無料で直す。私の培った常識としては当然なのですが…。ところが電話の向こうのオヤジは
オヤジ:「うちは部品の保証はしてないから。当然修理は有償だね」
ハァ?
ちょっと待て。これは部品がどうこうの問題じゃないと思うのだが。あんたがやった修理ができてないというのが問題だと思うのだが。
オヤジ:「とにかく、うちじゃ保証はしてないから」
…と言い捨てて電話を切るオヤジ。
お前、訴えるぞ!
かなり本気でキレた私ですが、実は前回修理をしてもらった時に致命的なミスをしてしまいました。
領収書、もらわなかったんです。
はいはいはい。どうせ私はアホです。225ユーロも払って領収書をもらわないなんて。ただ、受け取りに行ったのが午後9時過ぎで、事務所が閉まっていたとかもろもろの理由はあるのですが…。いずれにせよ私の決定的なミスです。という訳でこの件は私の惨敗。
かといって車をこのまま放っておくわけにはいかず、会社のあるビジネスパークお抱えの修理工場へ。ここのおじさん、すごく誠実そうな人で(Ballymunと比べるからそう感じるのかもしれないが)車を見てくれるとのこと。
おじさん:「じゃあ昼過ぎに電話してみて。どうなってるか教えるから」 私:「私の電話番号、教えとこうか」 おじさん:「いいよ。そっちから電話かけてくれれば」
全くいい加減な国です。
で、昼過ぎ。
私:「で、どうなりました?」 おじさん:「えへっ。まだ見てないや。あと1時間くらいしたら電話して」
…1時間後。
私:「で、どうなりました?」 おじさん2:「整備した奴がいないから分からないや。後で電話して」
…さらに1時間後。
私:「で、どうなりました?」 おじさん:「直ったよ」 私:「で、いくらですか?銀行のATMに寄る都合もあるんだけど」 おじさん:「わかんね」
こういういい加減は日常茶飯事です。とりあえず私は散歩がてら修理工場へ。…散歩がてらに出かけたものの、出かけるやいなやどしゃ降りの雨。傘は…車の中。
で、濡れてその修理工場につくと、
おじさん:「いったい、前の修理工場は何をしたの?」 私:「はあ、部品を変えたって言ってましたが」 おじさん:「めちゃくちゃだったよ。配線は逆につけてるし」
ハァ?
つまりなんですか?Ballymunの修理工場は、金を取って私の車を壊したというんですか?
唖然としている私におじさんは
おじさん:「いや、大したことじゃなかったよ。接触不良のところがあったからそこ掃除しといたから。じゃ、30ユーロね」
は?
たったの30ユーロでいいんですか?
下手したらその10倍はとられるのではないかと思っていた私はもろに肩透かしを食らってしまいました。エンジンをかけるとBallymunで修理して以来何かおかしかったエンジン音も元どおりになってます。
翌日…つまり土曜日、車が直ったかどうか不安だった私は車で買い物に出かけました。
Belfastへ。
全く問題はありませんでした。というわけで、当座は大丈夫そうです。ただ、この一件でアイルランドに恨みが一つ増えました。そのうちこの日記、「アイルランドうらみごと日記」としてリニューアルするかも。その時はよろしく(笑)
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