なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年01月11日(土) |
投稿編:アイルランドでの歯科体験 |
歯医者についての投稿をいただきました。笑わせていただきました。ちなみに私、来週歯医者に行きます。というわけで笑ってばかりもいれないのですが。皆様の投稿もお待ち致しております。
暇なので、「私のアイルランドでの歯医者エピソード」を投稿します。
こっちに来る前に、日本で歯医者に行き、ある程度治療して、厳しいイヤミな歯医者に「まだまだ治療の場所は残ってるけど、6ヶ月後に日本に戻ってくるなら、それまでは痛みをともなうことはないでしょう。」と言われ、アイルランドにやってきて、今、11ヶ月・・・・日本にまだ戻ってません。
案の定、3ヶ月ぐらい前、歯が痛み出しました。こっちの歯医者になんて死んでも行きたくないと本気で思っていたので(アイリッシュのいい加減さを知ってるので)、痛くても、自分で気付かないふりをしてました。が、とうとう、歩くたび、動くたびに激しい頭痛を伴うほどの痛みに・・・・。それでも、アイルランドの歯医者には絶対に行きたくなく、バファリン(日本の痛み止め)を飲んでましたが、それも効かなくなるぐらいに・・・・・あきらめて、会社の社員お世話係りみたいな仕事をしてる人に、頼んで歯医者を予約してもらい、連れてってもらいました。私のときは、翌日に予約が取れましたよ。(これは奇跡だったんでしょうか?)
連れてってくれたのは、会社の社長の子供たちの家庭教師をしてる35歳ぐらいのおじさん。会社内にある私の住んでる社宅にかなりの高級車でお迎えにきてくれたのはいいものの、運転が・・・・・すっごく・・・・・あらい。ご存知だと思いますが、アイルランドの道路は最悪、そんななか、すごいスピードで歯医者まで。ずっと、座席の横のドアのつかむとこを握ってました。このとき、おじさんは、私がどれだけ歯が痛いか知らなかったようです。
英語があまりしゃべれない私のために、そのおじさんは、歯医者のなかまで付き添ってくれ、いったん、待合室へ。名前を間違って呼ばれたものの、いつものことなので、べつに訂正もせず、診察室へ。診察台1台、医者1人、看護婦1人、That’s allでした。お医者さんは50歳ぐらいのおじいさん、陽気に「どこの国の出身だい?」と聞きながら、診療台の上で恐怖に怯えてる私の口のなかを診察。「日本です。」というと、「おー、日本かい、だったら隣のレストランの人たちとしゃべれるね。」と。緊張してるなか、私は「それは、チャイニーズレストランだよ、じーさん・・・・、中国と日本は違うんですよ・・・・。」と思ったものです。
フレンドリーな先生は、診断を終え、「親知らずが原因だね。これを抜かなくっちゃね。なーに、すぐ終わるさ。はっはっは。」と私に告げ、麻酔注射をされて、いったん、待合室へ戻され、待っていたおじさんに歯を抜くことになったと告げると、かなり驚いたらしく(おじさんは、歯をちょちょっと削って終わるくらいの程度だと思ってたらしい)、真剣な顔で「歯を抜くとき、側にいて、手を握ってってあげましょうか?」と・・・・・丁寧にお断りしました。看護婦に再び名前を呼ばれ、待合室にいた他の患者たちに「Good luck!!」と言われ、診察室へ。
先生は、私のおでこを片手でおさえ、片手にペンチみたいなのを持って、プルプルしながら引っ張り、幸い麻酔がよく効いていて、痛みもなく、たぶん10秒で終了。消毒して、この日で治療も終了。他にも、絶対、虫歯があるはずなのに・・・・・(知ってか知らずか)
アイリッシュを信用してない私は、麻酔が切れてからすごい痛みに襲われるのではと心配しましたが、その後、無事に何事も起こってません。
ちなみに、診察代は50ユーロでしたよ。
P.S 私の知り合いの日本人の人が歯医者に行った時は、歯を削られてから、「歯に詰めるものが、今、ないので次回、詰めます。」と言われ、かなりの痛みに襲われたようです。恐るべし、アイリッシュ!
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