なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年01月02日(木) |
♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(1) |
こんばんわ。Snigel@ダイエット3日目です。
腹へった。
腹へった。
腹へった。
このまま100回くらい書いてもいいのですが、読者さんに見放されるのでこれくらいで。
ダイエットの方法、いろいろありますよね。パイナップルのみを食べ続けるダイエットとか。カロリーや食べ物の種類を徹底的に管理する方法。ひたすら食べない方法。はたまた、怪しげな薬を飲む方法。
以下は会社の同僚が行ったことがあるといっていたダイエット。ちなみにドイツ人(←と言いつつここポイント)です。
一日目:朝昼晩3本づつ。計9本のソーセージを食べる。ソーセージなんてカロリーの高いもの…と思いますが、ドイツ人ならいいんでしょうなあ。
二日目:朝昼晩3個づつ、計9個の玉子を食べる。…タマゴなんてコレステロールの高いものを3個づつ…。その感覚がすでに信じられませんが。
3日目:朝昼晩計3個づつ、計9個のバナナを食べる。うん、バナナならまだ分かる。
ちなみにこの方法で彼女は3日で3キロの減量に成功したそうな。どうも胡散臭いですが。
で、私の話に戻ります。なんでまたダイエットしようとしたかというと、話は12/30にさかのぼります。ドイツの友人宅に行った私とMausi(私の彼女=仮名)。トイレに行くと、タニタのデジタル体重計。ほうほう、ドイツにもタニタは進出しているのかと感心しつつ体重計に乗ってみた。
ハァ?
なんとクリスマス前後のドイツでのソーセージの食べ過ぎ、チョコレートのつまみ食いのし過ぎ、さらにはビールの飲みすぎでなんとわずか10日間で3キロの増量。その瞬間に、新年の目標(New year’s resolution)としてダイエットが急浮上したわけです。
まあ友人宅だけなら体重計が狂っていた…なんて可能性(人は「希望」とも言うが)も捨て切れないわけで。で、ダブリンに帰ってきた私は、久しぶりに同じくタニタの脂肪計つき体重計に乗ってみた。ちなみにこれ、日本に帰っていった友人からただでぶんどったもの。(元気にしてますかー。日記読んでたら連絡ちょうだいね=業務連絡)で、それに乗ると
うーん、どうやら体重計は二つとも狂っているらしい。
…違う。自分が現実を直視できないだけだ。
しかも。この「脂肪系体重計」の冷酷なこと。私の対脂肪率は25%。ご存知の通り、この数値にはかなりの誤差があります。ただ、事実としてこの時の体脂肪率は25%と表示された。で、この体重計の取説によると男性で25%以上の体脂肪がある人はどうやら「肥満」と呼ばれるらしい。
カナーリ(´・ω・`)ショボーン。(掲示板の投稿より転載)
と言うわけで、ダイエット開始。
で、私の作戦としては、とにかく人に自分がダイエット中であることを言いふらす。つまり、「やっぱりやめた」ということができなくなるように自分を追い込もうというのが作戦。
1/1元日。この日は、別にダイエットするつもりはなかったが、例のブリティッシュミッドランドが機内食を提供しなくなったおかげで、自動的に昼飯抜き。で、自宅に帰ってきて体重計を見て食べる気をなくし、夕飯はパン二切れ。
で、翌日。ここで私の作戦が恐ろしく功を奏す。
今週はコールセンター勤務で意味もなく疲れ果てて帰ってきた私。自宅でうちの同居人のドイツ人の女の子、Silvia(仮名)に私がダイエットを始めたことを話す。こういうことを書くと私の命のキケンがアブないが、彼女、私より体重が重そうにみえる。で、彼女に、「ダイエットで勝負」を挑むことにした。
ルール:1月30日までに6キロの減量に挑戦する。もしどちらかが成功してどちらかが失敗したら失敗者は成功者に50ユーロ払う。ただし、どちらも成功あるいは失敗した場合、引き分け。
で、彼女、数年前にビーチで撮ったという写真を見せてくれた。ビキニでビーチでにっこり笑っている。
別人28号。
カンペキな健康美溢れる曲線美。決して日本人の女の子のように痩せてはいないが、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる。タモリに言わせれば「ガルーン」という見事な美しい体型。
…なのに、今は、出るところは出て、引っ込むところも出ている。
彼女いわく、
「アイルランドの食事が悪すぎた」
とのこと。
…それにしてもあんた、20キロ以上増えたでしょう。これ。確かにアイルランドの油まみれ、マヨネーズまみれの食事、さらにはビールは私をしてこの4年で(ドイツでの3キロを含み)10キロ太らせた。でも私のそれをはるかに超越しているぞ。あんたの体重増加は。
と言うわけで、「自分の体重は恐くて測れない」という彼女をSASのビジネスクラスでもらったアイマスクをつけさせ、むりやり体重計に乗せる。要は私だけが体重を知っていて、1/30に6キロ痩せたかどうかを宣言しようという次第。
彼女の体重は当然ここでは公表できません。が、かなりのものです。
と言うわけで、今月末までに6キロという明確にして無謀な目標を持った私。うん、誰がどう考えても1ヶ月で6キロは無謀です。だけど50ユーロという私にしては大金がかかっているのでたとえぶっ倒れてでも6キロの減量に挑戦せねばなりません。
…かくして、私はさぞかし多くの異論があるであろう古典的な方法でダイエットを開始。私の方法とは
何も食べない。
1/2に食べたもの。
牛乳1杯(朝食) クノールのカップスープ1杯(昼食) パン二切れ(夕食) サラミ文字通りひとかけら(夕食) やたらと小さいアイルランドのりんご二つ ダイエットコーク1本 ダイエットコーク+ウォッカ
…そう、大好きなビールも諦めました。だけど酒自体はどうしても諦められないらしい。
結果。効果てきめんなんと一日で1.8キロの減量に成功。
これに気をよくした私、今日1/3(日記の日付と矛盾してますがいつものことです)は
クノールのカップスープ1杯(昼食) パン二切れ(しかもウェイトウオッチャー=ダイエット用)(夕食) サラミ文字通りひとかけら(夕食) レタスときゅうりとトマトのサラダ(夕食) やたらと小さいアイルランドのりんごひとつ ダイエットコーク1本 ダイエットコーク+ウォッカ
という粗食に耐える。すると今日もさらに800グラムの減量、つまり1/1に比較して、2.6キロの減量に成功。
はいはいはい。わかってます。こういう無理な減量はリバウンドの原因になること。ただ私は50ユーロをみすみすドブに捨てるわけにはいかないのです。私は50ユーロのためなら体を壊します。もっとも入院したらVHI(任意の健康保険)が面倒を見てくれるわけだし。
かくして私の減量作戦は始まったばかり。今月末まで進展状況を逐一報告します。
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