なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年11月19日(火) |
衝撃告白。ポップスターとの半裸のつきあい |
会社が終わり、そのままジムへ。なんとなく少し運動して、なんとなく少し泳いでそのまま帰ろうとしたのだが、プールの後の更衣室は凍えるくらいに寒い。いわば緊急避難的に更衣室の脇にあるサウナに避難。
私と入れかわりに一人の男が出て行く。いや、「男が」とか書く必要はないんでよね。だってこのサウナ男女別だもん。
で、私がひとりサウナに佇んでいると、どことなく軟派な感じの(年寄りくさい表現だな)男が入ってくる。背はさほど高くないものの、なんとなくジャニーズ系(死語ですか?)の顔をしており、その顔に似合うネックレスだのをしている。年の頃21か22。
サウナの中というのはことさら退屈です。やることもないのでなにげに話が始まります。で、近所に住んでいること、私もジムからさほど遠くないところの会社に勤めていることなんかを本当に何気なく話す。で、私は…
私:「なんの仕事してるの?」
と何気なく聞いたのです。まあ、「金融関係」とか「鳶職」とかいろんな職業がありますが、彼の答えはある意味人知を超越していた。
彼:「ボク?ボクは実はポップスターなの」
ハァ?
彼:「ブルーってバンド知ってる?」
…有名人の名前には情けないくらい疎い私ですら名前くらいは知ってますが。そこのメンバー?
彼:「ボクね、そこのバンドの…」
え?ボーカルをしてるとかすごい話?
彼:「…前座をやってるの」
…脱力っ。そう、ブルーというバンドの前座バンドをやっているらしいのだ。
彼:「結構、テレビとかにも出てるよ。Den2(アイルランドの子供向けの番組時間帯)とかチャンネル3のIreland Amとか。」
ほうほう。で、数分話し、彼は出ていったのだが、私はふと気がついた。
あ、せめて名前を聞いておけば、みんなに彼が何者か聞けたのに。
まあ近所のジムでぼーっとサウナに入っているくらいだからそんな有名人ではないとは思いますが。もし有名人だったら更衣室で裸を隠し撮りして、Hello Magazine(日本で言えば「週間女性」と「フライデー」を足して2で割ったような雑誌)にでも売ってやればよかったかな(←悪質)。
上にも書いたとおり、私のジムのサウナは男女別です。で、昔勤務していたところの近所にあったジムは男女混合。男性諸氏、劣情を催してはいけません。というのもそのジムのサウナはプールの並びにあり、水着を着て入る規則だったからです。ましてやあんたが巨大なハム好きでもない限り…(以下自粛)。
で、そこのジムに通っていたドイツ人がしょっちゅう文句を言っていた。
「何でサウナに水着を着て入らなきゃいけないのよ!」
男の私は水着で隠すべき表面積が少ないので(「男にしては…」とは一言も言っていないので誤解なきよう)、水着でサウナに入ることにそんなに抵抗はない。けど、女性は隠すべき(とされている)部分が男性より多いわけで。気持ちが悪いというのもわかる。けど着けないと…見ちゃうよ。
彼女いわく、ドイツの一部のサウナは男女混合で、しかも水着なしで入るらしい。そういう話をフィンランドとか北欧の一部の国で聞いたことはあったけどドイツよお前もか。
確認のためにMausiに聞いてみた。Mausiはひとこと
「近所にあるよ。行く?」
…謹んでご遠慮いたします。
いったい世界にはどれくらい男女混合のサウナがあるんでしょうねえ。ちょっと気になりますが。
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