なべて世はこともなし
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2002年09月24日(火) ビジネスパークに革命起こる

なんかぱっとしませんねえ。


「…え?何の話?」とおっしゃってくださった読者様は優しい読者様です。が、たいがいの人はお気づきのはず。作者本人が言ってしまえば身も蓋もないのですが、日記がここ数週間つまらない。これ、作者自身がはっきりと感じています。


まあ人生には波があって、現在日記を書く気力が下がっている…と言ってしまえばそれまでの話なんですがねえ。日記がぱっとしないと掲示板もぱっとしない(静かになる)。さらには「日記才人」の投票の数も減る。そして作者はさらにやる気を無くす…という悪循環に陥っております。何とかせねば。作者も頑張りますので、良かったら投票してやってくださいませ。


私の会社、だいぶ前の日記に書いたとおり、とんでもない広大なビジネスパークの中にあります。で、この「バブルの遺物」としか形容のしようのないビジネスパーク、その8割方のビルは未だに空。テナント不在。ここに来られると、そこはかとない脱力感を味わえます。


で、このビジネスパークにきのう「革命」が起こりました。


「SPARオープン」


そう、ビジネスパーク内にコンビニがオープンしたのです。これは私たちにとってまさに革命のような出来事です。今までガムが欲しければ車で片道10分以上かかる(それもすごいよな)店まで行かねばならなかったのが、今日からは同じビジネスパーク内でことが済む。前の会社では当たり前だったことが、今、ここでもようやく当たり前になる!何とすばらしいことか。


で、アホだと言われるでしょうが、お昼休みに同僚数人を引き連れてSPARに行ってきました。すると、SPARの方角に向かいなんと人の流れができている。で、その人の流れについていくと、何時の間にかビジネスパークの端の方に来てしまい、そこで、工事現場の兄ちゃんに言われたこと。


「SPAR?こっちじゃないよ!そこの地下駐車場をぬけて…」


迷うこと10分以上、ようやく辿り着いたSPARは何のことはない、会社からすぐ近所でした。こんな近所で工事が会ったのに気がつかない私もすごいと思った。


中に入ってみると、おお、すばらしい、日本の平均的なコンビニの3倍くらいの売場面積がある(品揃えがすばらしいとは一言も言っていない)。で、ワインも売っていれば、デリカウンターもある。


何せ財布の中に3ユーロくらいしか入っていない(しかもその3ユーロは明日街に行ったときに駐車料金として消える予定)スーパー貧乏な私はそのまま何も買わずに出てきたのだが、その数分後、会社の休憩室では大騒ぎが起こることに。


「見てみて、バナナ1本80セント!(90円)」
「この3.8ユーロ(430円)もしたサンドイッチ、チキンがひいふうみい3切れしか入ってないわ!」
「ポテトチップス他のニュースエージェントでは36セントなのにSPARでは50セント」
「このちいさなサラダが3ユーロ(330円)はあんまりじゃない?」



…もうお気づきですね。このSPAR、他にライバルがいない独占状態を悪用して殿様商売を始めたのです。田舎に来たサーカスの中では自動販売機のカンコーラがなぜか250円もするのと同じ原理。「文句があるなら他に行っとくれ」といわれても、私たちには行くところがない。


…ただねえ、SPARさん、確かにライバル店はないけど、その代わりお客の数も少ないのよ。私たちにそっぽをむかれたら明日はないよ。ちゅうかうちの会社のマネージャーさん、そろそろ社員食堂、作りませんか?

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