なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年09月25日(水) |
アイルランドの会社での6ヶ月目でのハードル |
早いもんで…と言うべきかようやく…と言うべきかちょっと判断がつかないのですが、今の会社に勤めてはや半年が経ちました。この半年というのは、他は知りませんが多くのアイルランドの会社にとって大きな節目です。たいがいの会社では最初の半年を「仮採用期間」(英語ではprobation time)としています。つまり、雇用者、被雇用者双方から「辞める(クビにする)」権利を持った状態が半年続くわけです。
もう少しわかりやすく言うと、会社を辞めよう、あるいは社員をクビにしようという場合、この仮採用期間の半年なら、双方7日間の猶予(辞表提出日から辞めるまで)があれば会社を辞めることが、あるいは社員をクビにすることができます。ところがこれが、仮採用期間が終わると、社員側からは1ヶ月の猶予が必要となり、また、会社側からは社員をクビにするためには(社費の使い込みとかそういう次元の話でもない限り)、口頭警告、文書警告、そして最後通牒と3段階のステップを経なければ社員をクビにすることができません。ちなみにだいぶ前の日記でも書いたとおり、この会社、実は結構薄情で、社員をクビにした例もあたりするのです。
で、昨日、上役と面接がありました。お題は、「試用期間終了にあたって」
つまり、可能性としては(1)クビ(2)試用期間延長(首の皮一枚状態)(3)本採用…という3つのシナリオがあり得るわけで。
まあ、心配はしてませんでした。仮に(1)や(2)のシナリオに行くなら、多分会社はそれなりのサインを私に前から出しているはずで。私は確かに鈍感な人間ですが、いくらなんでもそういうサインを見逃すことはないかと。
で、上役のおねえさんと、北アイルランド出身の例の上司との三者面談。で、渡されたのはこんな紙。(10段階評価とかいうオチはなく5段階評価です)
システムに対する理解 | 3 | くだらない間違いが多い |
商品に対する理解 | 4 | よく理解している |
カスタマーサービス | 3 | いいスキルを持っているがたまに英語が下手 |
イニシアチブ | 4 | 上司の命令を待たずに自分から仕事を探している |
出社率 | 5 | いつも定時に出社しほぼ病欠もない |
社内での人間関係 | 5 | フレンドリーで他の社員にも受けがいい |
結論:本採用
…なんなんですかねえ。これは。上役いわく「なかなかいい成績よ」なんて言ってましたが…。これを要約すると「人当たりの良いSnigelは欠勤などもないが英語が下手でくだらない間違いばかりをしているマヌケ…」ってことですよね。 それにしても「英語が下手」って。はあああああ。
あのー、これ書いたの、私の直の上司の北アイルランド出身の男ですよね。私はお客に聞いてみたい。「私の英語と(北アイルランド出身の)彼の英語とどっちがわかりやすいですか」って。結構いい勝負になりそうな気がするぞ。
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