なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年07月03日(水) |
車は来た。やはりラジオは欲しい...(後編) |
おとといの日記の続きです。
土曜日の午後5時。ショッピングセンターもそろそろ人の波が引いてきたころ。私はOmni Parkの中にあるカー用品店へ。
私:「かくかくしかじかでこういうコードを探しているんだけどある?」 店員:「ああ、あるよ」
おお、何と運がいい。私は素朴に喜ぶ。で、このおじさん店員、さっそく棚の奥をあちこち見るが
店員:「ごめん。やっぱりないや」 私:「どこに行ったら手に入る?」 店員:「Drumcondraにやはりカー用品店があるから、そこに行けば何とかなるかも。…あ、でもそこ5時30分に閉まるよ。急がないと」
というわけで、私はDrumcondraまで猛ダッシュ。途中、ダブリン港トンネルの工事のあおりで一部の道が閉鎖されていたりして余計な時間を取られつつ、なんとか5時30分ちょっと前に言われたカー用品店へ。で、いかにも感じの悪そうなおねえさんにそのコードがあるかと聞くと、
「ない」
…猛ダッシュで駆け抜けてきた20分は、コンマ数秒で否定されたのでした。
仕方がないので、再びOmni Parkへ。さっきの店員さんの話では(部品として)注文も受け付けてくれるそうなので数日かかってもこの際やむを得ないかと思ったわけ。この期におよんでこいつらを信用するまあ私はなんて人がいいんでしょうねえ。
で、6時の閉店数分前にOmni Parkのカー用品店に戻ってくる。カウンターではさっきの店員さんと地元の兄ちゃんが楽しそうに話をしている。
私:「戻ってきたよー」 店員:「ああ、彼がさっきコードを探していた人」 兄ちゃん:「XXのコード?そんなもん手に入らないよ。車のメーカーの正規のディーラーで手に入るかどうか」
ショック。つまり自分の買ったラジオは自分の力では取付できないの?まさかの返品?
そのショックに追いうちをかけるように店員さんは
店員:「こりゃしょうがないね。ほら、取付のプロの電話番号をいくつかあげるからここに月曜日でも電話するんだね」
というわけで、取付料100ユーロがかかることが確定。そんなことなら一流メーカー品のラジオ付きCDプレイヤーを「取付無料」でつけてもらった方がはるかによかった。まさに安物買いの銭失い。
で、翌日、うちの住人がバーベキューをしたいというので、BlanchardstownのLIDLへバーベキューセットを買いに行く。で、買い物が済んだときふと目にに飛び込んできたのはLIDLの隣にあったカー用品店。日本でいえばイエローハットくらいの売場面積があり、「もしかしたら」という期待を持たせてくれるには十分だった。
で、そこへ行くと、係の兄ちゃんが、
「今車で来てるの?」
と聞いてきて、うんと答えると、すぐさま車まで見に来てくれた。これは私の培ったアイルランドの常識に鑑みるとすごいサービス。で、何本か見繕ったコードの中の1本は見事に私の探しているやつでして。
「買う!」
…と、コードを買うことにしたのですが、たかがコード1本のくせしてなんと20ユーロもする。とはいえそれがないと何もできないので仕方なしに私はそれを買う。
で、今度はラジオを取り付けようとするのだが、これがまた実に難儀でして。なぜだかわからないが、たった数ミリながら今度買ったラジオの方が大きく、しかも取付金具の位置がだいぶずれており。…何だかんだで数時間かけてラジオ付きCDプライヤーを取り付けました。で、恐る恐る電源を入れてみると…おおお、ちゃんと音が鳴る!
ちなみに車のことは何も分からない私。故障しても、ボンネットを開けて、「まだエンジンはついてるねえ」というのが精いっぱい。今回の経験で「やればできる」ということに気がつきました。カーオーディオの取付などプロに頼むものだと思い込んでいただけにいい経験になりました。
...あれ?オチてない。ま、いっかー。
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